【楽天】石井監督明言、滝中瞭太が開幕ローテ当確…2戦目4・1日本ハム戦有力

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2023.3.26(日) 03:55

楽天先発の滝中瞭太(カメラ・竜田 卓)

◆オープン戦 巨人5―2楽天(25日・東京ドーム)

 楽天・滝中瞭太投手(28)が開幕ローテの座を勝ち取った。25日の巨人とのオープン戦(東京D)で5回2安打2失点の力投。G打線を4回まで完璧に抑える好内容で石井一久監督(49)からもGOサインが出た。

 マウンドを降りた滝中は大きく息を吐いて汗を拭った。2―0の5回。同点とされ、なおも2死一塁で長野を迎えた。スローカーブを1球見せた後に外角の直球で右飛に打ち取り逆転は許さず。「今日の試合は今シーズン戦うにあたってかなり大事になってくると思っていたので、その中でそれなりの投球はできた」。4回までは一人の走者も出さない完璧な内容も、5回には安打と四球が絡んで失点。クイックでの投球時に制球が乱れる課題もあったが、5回2失点にまとめた。

 石井監督は試合後「今日の投球を見て、滝中でいこうと思います」と開幕ローテ入りを明言。中6日で開幕2戦目となる4月1日の日本ハム戦(エスコンF)の登板が濃厚となった。

 昨季終了後からテイクバックをこれまでよりも小さくするフォーム改造に熱を入れてきた。「僕の球は速くないので」と話すように直球の球速は140キロ台前半がほとんどだが、「生命線の一つ」と自信を持つカーブとのコンビネーションがこの日もさえ渡り、打者が差し込まれる場面も数多くあった。

 開幕から「いいスタートを切れるようにとチームで動いているので、その中のいい歯車になれるように頑張っていきたい」。一昨年は10勝も、昨季は2勝止まり。滝中の逆襲がここから始まる。(長井 毅)

 ◆石井監督にきく

 ―滝中の投球内容について。

 「ぼちぼちだったと思います。最後は少し球が軽くなったというか、打者にコンタクトされやすくなっていた。勝利投手になるには、あそこからもうひと踏ん張りですね」

 ―滝中はクイックが課題と話していた。

 「今更ですよね。そこは精度を高めていくことが大事だなと思います」

 ―ドラフト4位の伊藤茉央が初の連投で連続四球から崩れた。

 「(連投の)難しさというか、何か引っ掛けまくっていた。そういう失敗は教訓にしてほしい。いきなりブルペンから来て、引っ掛けまくると修正しきれない。ルーキーだろうが、ベテランだろうが、そこの修正能力は感覚的なものがある。ブルペンからマウンドに入る時の素早い対処や流れを大事にしてほしい」

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