【侍ジャパン】佐々木朗希が腹部打球直撃でヒヤリも併殺でピンチ切り抜ける 2回まで無失点、最速164キロ

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2023.3.21(火) 08:37

ウリアスの打球が佐々木朗希を直撃する(カメラ・泉 貫太)

◆WBC2023 ▽準決勝 日本―メキシコ(20日、米フロリダ州マイアミ・ローンデポパーク)

 侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)が20日(日本時間21日)、米フロリダ州マイアミのローンデポパークで行われた準決勝・メキシコ戦に先発登板。2回まで29球を投げて2安打無失点、2奪三振の好投を見せている。

 初回は、初球から100・8マイル(約162・2キロ)を計測。最後は101・8マイル(約163・8キロ)で空振り三振を奪った。2番・バードゥーゴに対しても101・7マイル(約163・7キロ)で左飛。3番のメネセスからは3球連続変化球で空振り三振を奪って3者凡退で好発進した。

 2回は先頭の左打者・テレスに対して敷いた守備シフトがハマり遊ゴロ。1死から100・3マイル(約161・4キロ)をはじき返されて左前安打を許した。すると1死一塁でL・ウリアスの打球が腹部に直撃。内野安打になった。吉井コーチらがベンチから出てきて、投球練習をしてすぐに状態を確認し、続投した。1死一、二塁とピンチを迎えたが次の打者を遊併打。無失点で切り抜けた。

 19年ドラフト1位で大船渡高からロッテに入団。21年に1軍デビューすると、昨年22年には完全試合を達成するなど20登板で9勝4敗、防御率2・02と一気にブレイクした。今大会は11日の1次ラウンド(R)3戦目・チェコ戦(東京ドーム)の先発に抜てき。4回途中2安打1失点(自責0)、8奪三振と圧巻の投球を見せた。

 最速165キロ右腕の米国での初登板。前日19日(日本時間20日)の全体練習終了後には会見に出席し「チームが一生懸命に戦ってきて、アメリカまで来れたので、その勢いであったり、そういうのを背負いながらいい形で投げられればなと思います」と意気込みを口にしながら「もちろん長いイニングというよりも、後ろにはいいピッチャーたくさん控えてるので、最少失点、『0』で抑えることがすごく大事になってくると思う。球数を気にするよりも、とにかく1つ1つアウトを積み重ねていって、『0』を並べられたらなとは思ってます」と気合を入れていた。

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