【侍ジャパン】佐々木朗希、メジャーは「日本でしっかりプレーした先に」米メディアから「いつ来るのか」
スポーツ報知
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2023.3.21(火) 04:05
◆WBC2023 ▽準決勝 日本―メキシコ(20日・ローンデポ・パーク)
侍ジャパンのロッテ・佐々木朗希投手(21)が、20日(日本時間21日)のメキシコ戦で、全米デビューを果たす。19日(同20日)はローンデポ・パークのマウンドの感触を確かめ、ブルペンで17球を投げて最終調整。米メディアからもメジャー挑戦時期に関する質問を受けるなど高い注目を集める右腕は「勝たないと明日はない」と背水の覚悟でチームを決勝に導く。
ついに佐々木朗が野球の母国でベールを脱ぐ。多くのフラッシュを浴びながら、全米デビューの意気込みを語った。準決勝を託された最速165キロ右腕は「チームが一生懸命戦って、アメリカまで来られた。その勢いを背負いながら、いい形で投げられれば」と感謝の思いを胸に戦う。
プロ3年目の昨年、史上最年少で完全試合を達成。全世界からの注目を集め、侍ジャパン入りした。1次R3戦目、11日のチェコ戦(東京D)では4回途中1失点と好投。準決勝の先発は、準々決勝の行われた16日に、ロッテ監督でもある吉井投手コーチから伝えられた。「すごく身が引き締まる思いですし、勝たないと明日はない。ベストを尽くしたい」とチームを背負って、全力で腕を振る。
日本が誇る至宝には米メディアも大注目する。この日の前日会見にも多数が訪れた。現地記者からは早くも「いつメジャーに来るのか」など大リーグ移籍時期についての質問も飛んだ。「メジャーに関しては行く時期よりも、まずは日本でしっかりプレーした中でその先に見えてくるのかなと思う」と、将来的な夢を今は胸に秘めた。
この日は決戦の地でマウンドの硬さなどを確認。その後、「少しでも本番に近い感触を確かめられたら」と、軽めながら2日連続ブルペンに入り最終調整した。17日には準々決勝のメキシコ―プエルトリコ戦を生観戦しており「スイングが鋭くて、一発もある」と、予習も万全だ。アウェーとなるだろう球場の雰囲気も把握できたことは大きい。
米国での初戦を若き右腕に託した栗山監督は「日本が誇る何人かの一人の投手。今年、来年が大ブレイクする年。そのスタートとしてはこういう舞台は最高。持っているものそのまま出して、世界中の野球ファンに楽しんでもらいたい」と期待を寄せる。朗希も先を見ず、飛ばしていく覚悟だ。「後ろにはいい投手がたくさん控えている。球数を気にするより、とにかくアウトを積み重ねて、0を並べられたら」。いずれはメジャーでトップを極めるだろう逸材。さあ「ROUKI」伝説の幕開けだ。
(岸 慎也)
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