【ロッテ】松川虎生 佐々木朗希が猫背のときのリードのコツ伝授…侍・中村捕手へ“取扱説明書”

スポーツ報知

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2023.3.19(日) 05:00

松川虎生(左)と佐々木朗希

 ロッテの松川虎生捕手(19)が18日、米マイアミで準決勝に臨む侍ジャパンの活躍を願った。準決勝に先発が有力な佐々木朗と完全試合を達成した女房役ならではの視点で、リードのコツを明かした。(取材・構成=小田原 実穂)

 朗希さん、先発した11日のチェコ戦は、めちゃくちゃ力入ってましたね(笑い)。でも、いつも抜ける球があるのに、あの日はなかった。スライダーもすごく使える。本当にすごいピッチングでした。でも連絡は取ってません。いらんこと言って、後で“お前のせいで打たれたやんけ”って言われるかもしれないので(笑い)。

 朗希さんはブルペンで悪い時があっても試合に入っていくと全然違うんです。(腕が)横振りしてボールが抜けたりする時はカーブを使ったりします。そうすると、だんだん縦振りになってフォークも落ちやすくなってくる。そこは意識しながらやってます。

 1月にはヤクルトの中村さんと自主トレをさせていただき、朗希さんの特徴を伝えさせていただきました。決め球のフォークは「フォースラ」というか、引っかけて投げてくるボールがあることとか、ですね。あとは試合中にちょっと猫背になってくると、ボールがあまりビュッと来ない。少し(体を)真っすぐにするといい球が来るんです。でも一番は“朗希さんのやりやすいように”と考えてリードしています。

 チェコ戦の翌日には、お菓子を持って相手の宿舎まで行って、デッドボールを当ててしまった選手に謝罪していましたよね。朗希さんは人に対して本当に尊敬を持っているんです。思っていることを行動に移すのは難しいけど、それがすぐできる人。いつも相手の気持ちを考えながら話してくれる。でも、やらなきゃけいない時はしっかりやる。ああいう行動は本当に朗希さんらしいです。

 メジャーの球場で試合をするなんてすごいことですよね。何だか朗希さんが遠い存在に感じるけど、世界一を取って、日本に戻ってきてくれればうれしいです。テレビ越しに応援してます! 僕も負けないように頑張ります!

 ◆松川 虎生(まつかわ・こう)2003年10月20日、大阪・阪南市生まれ。19歳。DeNAの小園と中学からバッテリーを組み、市和歌山3年時にセンバツ出場。21年ドラフト1位でロッテに入団。昨季は76試合で打率1割7分3厘、0本塁打、14打点。18歳だった4月10日オリックス戦(ZOZO)では佐々木朗とのバッテリーで完全試合。プロ野球の最年少完全試合達成バッテリーのギネス世界記録に。178センチ、98キロ。右投右打。

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