【オリックス】1軍登板未経験の山下舜平大が開幕投手の最有力候補に急浮上
スポーツ報知
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2023.3.18(土) 05:00
◆オープン戦 オリックス4-4広島(17日・大阪シティ信用金庫)
オリックス・山下舜平大投手(20)が、開幕投手(31日の西武戦・ベルーナD)の最有力候補に急浮上したことが17日、分かった。1軍初登板で大役を担えば、球団では1954年の梶本隆夫(阪急)以来69年ぶり。新人と新外国人を除くと、50年の2リーグ制後で史上初の大抜てきという、まさに“秘密兵器”だ。リーグ3連覇に向け、中嶋監督の大胆な選手起用術「ナカジマジック」が、いきなりさく裂しそうだ。
山下はこの日、広島戦(シティ信金スタ)に先発して、4回2/3を4安打2失点で10奪三振の好投。野茂英雄氏直伝のフォークを武器に初回2死から5者連続、4回1死からは4者連続Kを奪った。「まだ1軍を経験していない。一生懸命やっていくだけ」。オープン戦3登板で、計9回1/3を2失点で16奪三振、1四球の好成績に、中嶋監督は「期待している一人。『いざ、いけますよ』という近くに来ている」と、うなずいた。
高卒3年目のドラ1右腕は、恵まれた体格から最速158キロの直球を投げ込む近未来のエース候補だ。昨季は1軍未登板ながらCS、日本シリーズでベンチ入り。昨年11月に両くるぶし付近の骨の摘出手術を受け、今春キャンプは慎重かつ順調に段階を踏んできた。最終調整は24日の阪神戦(京セラD)で、さらにイニングをこなす見通しとなった。
山本、宮城がWBCに出場しており、2カード目・4月4日の本拠地開幕(ソフトバンク戦、京セラD)は、昨季9勝の田嶋が務めることが決定的。開幕戦にはシュンペイタが満を持して…。プロ野球史に刻まれる超サプライズから、日本一軍団の23年シーズンが幕を開けそうだ。
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