◆オープン戦　楽天４―６ロッテ（１２日・静岡）

　楽天・藤平尚真投手が５回から３番手で登板。５イニングを投げ５安打、４四球を許すも無失点で切り抜けた。

　前回４日の日本ハム戦（札幌ドーム）では２番手で４回３失点と乱れたが見事に修正した。「僕の立場的には一試合、一試合が勝負になる。本当にまずは点を取られないこと。前回の投球の反省を生かして、しっかり今日は投げられたと思います」と汗を拭った。

　開幕ローテに前進した投球について石井監督も「ローテーションに向けてはすごくアピールになったと思います。あんまり周りも結構、まだまだ（決定ではない）っていう選手もいる。（枠は）空いてるんで座る権利は彼にあると思う」と独特の表現で賛辞を贈った。

　「毎年毎年、（期待を）裏切っているので、今年は結果でしっかりアピールして開幕から離脱することなく、１年間ローテーションを回れるように、全力でアピールしていきたいなと思います」と藤平。覚悟に満ちた表情で決意を口にした。

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