【西武】平良海馬が先発で6回2安打無失点「体力的にはまだまだいけるというのはありました」

スポーツ報知

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2023.3.12(日) 17:34

平良海馬

◆オープン戦 西武―ソフトバンク(12日・ベルーナドーム)

 昨季の最優秀中継ぎ投手で、今季から先発に転向する西武・平良海馬投手が先発で6回を2安打、無四球、無失点と好投。先発ローテーション入りへ大きく前進した。

 まっさらなマウンドがしっくりきている。オープン戦初の先発にも、平良はたかぶることなく淡々と球数を重ねていった。「長い回を投げたいということで、打たせて取るような投球ができたと思います」。セットポジションからのクイックでテンポよく87球を投げ込み、今年のオープン戦では12球団の投手で最長となる6イニングを投げた。「体力的にはまだまだいけるというのはありました」と余裕ものぞかせた。

 平良といえば球速160キロ近い速球を武器にした剛のイメージが強いが、先発転向にあたってカーブ、ツーシームといった変化球も多く使うようになった。この日も最速157キロの速球より変化球が半分以上の割合。「三振が少なかった」と2三振だったことには不満をもらしたが、「長い回を投げたいということで打たせて取る投球ができました。中継ぎだったら1イニングなのであまり前に飛ばしたくないとカーブは投げなかったのですが、先発では球数をセーブしたいのでカーブを投げ始めました。きょうは本当によかったと思います」と満足げに振り返った。

 対外試合を含めるとこの日が3度目の登板で3回(45球)、4回(51球)、6回(87球)と投げるごとにイニング数、球数を伸ばし、計13回で3安打、無失点。「イニング的にも球数的にも順調に段階を踏んで投げていると思います」とうなずいた松井監督。最初の登板日から中6日で日曜日に投げていることをみれば、オープン戦はあと2試合の登板が予想される。「どれくらい回復するかというところも初めてですし、そういうところを確認して次の登板にどう影響があるのか見ていきたいです」と平良。開幕ローテははっきりと見えている。

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