【侍ジャパン】佐々木朗希が3・11にWBCデビューで勝利投手「マウンドに立てることに感謝」 無傷の3連勝

スポーツ報知

  • ニュース

2023.3.11(土) 22:34

4回途中でマウンドを降りた佐々木朗希を栗山英樹監督が迎えグータッチを交わす(カメラ・竜田 卓)

◆カーネクスト2023 WBC東京プール ▽1次ラウンドB組 日本10―2チェコ(11日・東京ドーム)

 第5回WBCで2009年の第2回大会以来3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは、1次ラウンド(R)3戦目でチェコを下し、無傷の3連勝となった。

 先発したロッテ・佐々木朗が初回いきなり164キロをマークするなど、全力投球を披露。2死から左翼線へ二塁打を浴びると、続く打者の遊撃へのゴロを中野が一塁へ悪送球(記録は失策)して、先取点を献上した。

 その後も毎回走者を背負ったが、得点は与えず。4回1死一塁で空振り三振を奪って66球目となり、65球の球数制限に到達して降板。3回2/3を投げ、2安打1失点(自責0)、8奪三振。4回2死一塁からは2番手でオリックス・宇田川がマウンドに上がり、3球で空振り三振に封じた。

 打線は相手先発・サトリアの緩急を巧みに操る投球の前に、2回まで無得点。しかし1点を追う3回、2死一、二塁の好機で5番・吉田正が2点適時二塁打を放ち、逆転に成功。なおも2死二塁から山田がレフトへタイムリーを放ち、貴重な追加点を挙げた。

 勢いは止まらず、4回はヌートバー、近藤、大谷の3者連続適時打などで一挙4点を奪い、8回に牧の本塁打などでリードを8点に広げた。

 5回から登板した3番手・宮城は5回に1点を失ったが、その後はチェコ打線に安打を許さない好投を披露。初セーブを挙げた。

 佐々木朗希のヒーローインタビューは以下の通り。

 ―大歓声が起きた。

 満員のドームの中で、今日投げることができて、うれしいです。

 ―WBCのデビューマウンド

 イニング途中で降板したり、四球を出してしまったが、どうにか最少失点で投げることができてよかった。

 ―160キロ超えを連発し、8奪三振。

 四球も多かったが、フォークを有効的に使うことができたかなと思う。

 ―チェコ打線の印象は。

 真っすぐも簡単に打たれたし、すごい打線だったと思った。

 ―3月11日。どんな思いでマウンドに上がったか。

 色々ありましたけど、今日、自分ができることをしっかりやって、今日このマウンドに立てることに感謝しました。

 ―初戦は大谷、2戦目はダルビッシュが先発。メジャーリーガーの投球に刺激を受けた部分は。

 初戦、2戦目と大差で勝っていい流れでバトンを渡してもらたので、その流れに乗って投げることができたかなと思います。

 ―パブリックビューイングが行われている、地元・陸前高田への思いは。

 たくさんの応援、力になりますし、これからまだまだ試合はあるので、引き続き応援のほどよろしくお願いします。

 ―明日のオーストラリア戦に向けて。

 明日は由伸さんが素晴らしいピッチングをしてくれると思うので、明日もよろしくお願いします。

関連ニュース

【写真】大谷サク越え連発に村上も岡本もポカン
【侍ジャパン】佐々木朗希、父を祖父母を失った「3・11」に世界デビュー…チェコ戦先発「できることを最大限」
【試合詳細】日本―チェコ
【侍ジャパン】4番・村上宗隆、15打席目で待望の初安打!
【侍ジャパン】牧秀悟、大谷翔平の代打でWBC2本目の左越えソロ!

記事提供:

スポーツ報知