【侍ジャパン】小学生時代「全クラスに友達いた」近藤健介、打線も組織も円滑にするつなぎ役「いい仕事できた」

スポーツ報知

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2023.3.11(土) 01:00

5回無死、右越えソロ本塁打を放ち大谷翔平(左)に迎えられる近藤健介(カメラ・今成 良輔)

◆カーネクストWBC2023東京プール ▽1次ラウンドB組 日本13―4韓国(10日・東京ドーム=観衆41629)

 ヌートバーの後ろを任され、大谷へのつなぎ役もでき、長打も打てる。2番・近藤健介外野手(29)が本領を発揮した。2点差に迫った3回無死一、三塁で金広鉉(キム・グァンヒョン)の146キロを捉えた。打球は大歓声に押され、中堅の頭を越えた。適時二塁打でムードを高め、吉田正の逆転打を呼び込んだ。

 「つなぎという意味で、いい仕事ができました。ヌートバーが塁に出てチャンスでまわってくることが多い。後ろには翔平も控えているので打線が円滑にまわるように心掛けています」

 脳裏には3回の守備があった。2死二塁で李政厚(イ・ジョンフ)の右前打を捕球後、本塁への返球が高くなり、3点目を許した。直後、ミスを消すチャンスをものにした。5回先頭では右翼へ1号ソロを放ち「必死です!」。身長171センチの天才が、大谷、村上より早く本塁打を放った。

 日本ハム時代、実家に2連泊させるなどかわいがった年下の大谷による“いじり”を笑顔で受け入れるなど、気さくな性格。代表では大谷と若手の橋渡し役を担い、食事会では盛り上げ役を買って出た。小3時、父・義男さんに小1から小6までの「全クラスに友達がいるよ」と豪語。少年時代から周囲に話しかけることを心掛け、気付けばいつも集団の真ん中にいる。

 大会前から好調を維持し「彼の出塁する力というのは本当にナンバーワン」と栗山監督からの信頼も絶大だ。押し出しを含む2四球で4出塁して3打点を挙げ、打率4割2分9厘。歴代最強の呼び声が高い打線の2番にはまる近藤は、打線も組織も円滑にする。

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