【オリックス】中嶋聡監督、“名前負け”の大敗に苦言「大谷翔平の打撃を見て戦う感じじゃない」

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2023.3.8(水) 08:06

7回、交代を告げる中嶋聡監督(カメラ・義村 治子) 

◆侍ジャパン強化試合 日本9―1オリックス(7日・京セラドーム大阪)

 オリックスは投打にふるわず、大敗を喫した。主力がスタメンに並んだが、3安打1得点止まりで、先発の6年目右腕・東も抜てきにこたえられず。4四球と制球を乱すなど、2回4安打7失点だった。また、2回2死満塁では吉田正の左中間への飛球を左翼・中川圭、中堅・福田が捕球できず3点三塁打にする拙守も。中嶋聡監督は「名前負けしないようと思っていったんですけど、ちょっと思ったような試合はできなかった」とし、厳しい言葉を並べた。

 練習の段階から、大谷のフリー打撃を動画で撮影する選手もいるなど、本来の試合に臨む雰囲気ではなかったことに触れ、「(試合の)入りのところでね、なんて言えばいいのか。(選手が)大谷翔平の打撃を見て、戦う感じじゃない。ふわふわしている。じゃあ、やってやろうかという感じにも全く見えなかったですし。(大谷は)すごいのはすごいですけど、自分たちがそうならないといけない。(打撃練習を見て)うわ~ってやってる場合じゃないような気もするんですけどね」と振り返った。

 もちろん、指揮官は日本ハム時代の晩年に大谷とプレーしており、「一緒にやって、練習量だとかなんだとかは見てきましたし、そこがレベルが違うぐらいの練習をしていたことを見ていたので」と、そのすごさは身をもって知っている。だからこそ、自軍の選手に対して「そこを目指すなら、ただ見ているだけじゃなく、自分らも目指すべき。その点では、こういうゲームで試合になってなかったのかなって。去年、出たやつでも出れる保証は一つもないという感じがありますし。守備も(2回2死満塁の左中間への飛球は)普通に捕れますから、あそこでできないというのは。守備に関しては絶対にやってはいけないこと」と苦言。侍ジャパンの強化試合だったとはいえ、チームはシーズン開幕へ、アピールや調整が必要な一戦だっただけに奮起を求めた。

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