【侍ジャパン】山本由伸「いい感覚」3回1失点 自己最速タイ159キロ4K無四球

スポーツ報知

  • ニュース

2023.3.6(月) 23:35

3回1失点と力投した山本由伸(カメラ・義村 治子)

◆侍ジャパン強化試合 阪神1―8日本(6日・京セラドーム大阪=観衆3万3460)

 8日開幕の第5回WBCで2009年の第2回大会以来3大会ぶりの優勝を狙う侍ジャパンは、阪神と対戦し、8―1で大勝した。先発したオリックス・山本由伸投手(24)はトップギアへ近づいた。「いろいろなことを試して、いい感覚が戻ってきました」。WBC前の最終登板は3回を4安打1失点。ラストイニングで招いた2死一、二塁のピンチでは156キロを投げ込み、大山から空振り三振を奪った。

 2月26日のソフトバンク戦(サンマリン宮崎)では2回に2点を失った。「立ち上がりからしっかり入れるように準備して、試合に入りました」。修正を図ったこの日は初回、2回と無失点。無四球で4奪三振とWBC球も操った。3回2死で近本に被弾したのは、自己最速タイの159キロ。「すごく感覚はよく、来週につながる登板でした」と手応えと確信を得た。

 オリックスが本拠地とする京セラDでの予行演習。2月のキャンプ中には、監督や選手らだけによる食事会が開かれた。締めはWBC組のあいさつ。「日本代表の台風の目になります」と宇田川がおもしろコメントで笑わせ、エースの決意表明はシンプルだった。「世界一になって帰ってきます」。新たに取り組んできた左足をほぼ上げないフォームも万全。先発が見込まれる12日のオーストラリア戦(東京D)へ向け、栗山監督も「これだけの投手なので。あとは本番でもっともっと、すごい投球をしてくれると思います」と期待感を隠さなかった。

 「本戦も頑張ります」。大谷やヌートバーらだけでなく、間違いなく世界一のカギを握る一人。磨き上げた右腕で、ライバルチームを驚かせる日は近い。(長田 亨)

関連ニュース

【写真】さすが大谷!左膝ついても中越え3ラン
【試合速報】阪神―日本
【動画あり】圧巻2打席連続3ラン!
【侍ジャパン】大谷翔平が衝撃の2打席連続弾&6打点 十分すぎる活躍で途中交代
異次元の大谷翔平に高橋由伸氏「勝負してこないかも…。前後の打者が大事」

記事提供:

スポーツ報知