日本ハムの新庄剛志監督（５１）が２８日、ドラフト１位・矢沢宏太投手（２２）＝日体大＝を、オープン戦で投打同時出場させる方針を示した。１４、１５日の西武戦（エスコン）をメドに調整を進める予定だ。

　矢沢が新球場で二刀流デビューする可能性が高まった。新庄監督は「守ってもらってからマウンドに行ってもらって、（ベンチへ）下げるっていう形がベストかな」と、右翼手で出場させてから中継ぎとして登板させる青写真を描いた。打者としては対外試合で計１３打数９安打２本塁打、打率６割９分２厘と勢いが止まらない。指揮官は「これで投球も良くて、調子が良かったら…。うれしいっすけど、（起用が）難しいっすね。難しい」。首脳陣は現時点の「投手・矢沢」を中継ぎとして評価。背番号１２が、新しい二刀流像を描いていく。

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