【侍ジャパン】宇田川優希が食事会経て一変 ダルビッシュ有「手の届かないところに行ってしまった」
スポーツ報知
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2023.2.24(金) 05:10
侍ジャパンのパドレス・ダルビッシュ有投手(36)が宮崎強化合宿の第2クール最終日となった23日、状態が上がらずに悩んでいたオリックス・宇田川優希投手(24)のブルペンを視察し、復調に太鼓判を押した。
ダルビッシュは驚きを隠せなかった。力強いボールを投げ込む宇田川に、目を丸くした。「すごかったですね。数日前はなじめないみたいな感じでモジモジしていたけど、食事会でみんな気を使って話してくれて、そこで本人も落ち着いたのか、その次の日くらいから逆に投手陣の中心になっちゃって、手の届かないところに行ってしまった」と証言した。
支配下1年目の昨季、育成からはい上がった24歳はWBCでもセットアッパーとして期待されるが、キャンプで減量に苦しみ、さらにスター選手ぞろいの侍ジャパンで右往左往。距離を縮めるきっかけをつくってあげたのがダルだった。20日夜に焼き肉店で行われた投手会をダルが「宇田川会」と命名。皆で記念写真も撮って一気に打ち解けた。
宇田川も改めて感謝した。「気を使わずに投げられるようになった。食事会はいろんな勉強にもなるし、聞きたかったことやプライベートの話もできる。できたらしたいと思います」と、早くも「第2回」を熱望した。
ダルはこの日はノースロー。25、26日の強化試合・ソフトバンク戦(宮崎)はルール上出場できないが、25~27日の最終クールで2度目のライブBPに登板予定。最年長右腕の存在感は、日に日に大きなものとなってきている。(安藤 宏太)
◆ダルビッシュに聞く
―日本の投手のレベルをどう見ているか。
「もう負けてないと思いますね。アメリカ人とかメジャーの選手たちに比べて、真っすぐの強さであったり変化球であったり、コントロールであったり。もちろん勝っているところもいっぱいある。すごく頼もしく思っています」
―世界一奪還に必要なことは。
「世界一を考えないことだと思います。先を見るといろいろおかしくなると思うので、今日とにかく一生懸命頑張るという積み重ねだと思うので、先を見ないことがすごく大事」
―19日の「野球選手である前に父であり、父である前に夫である」という言葉が印象的だったが。
「まず最初に一緒になったのは妻。そこから子供たちが生まれた。もちろんかわいいですよ。でも、そこの関係を子供たちが一番見ている。どういう人間になっていってほしいかというと、一番近くの人を一番大事にしてほしいという気持ちがある。それは言葉というよりは、そういう環境にいる方が自然とそうなりやすいのかなというのもありますし、単純に自分はそれだけ妻が好きだということです」
【最近の宇田川】
▼2日 チームの初ブルペンで20球を投げたが、WBC球によって球威の低下を実感。
▼5日 中嶋監督が調整不足にカミナリ。体重100キロ超から4キロ減を目標に減量スタート。
▼17日 侍ジャパン強化合宿開始
▼19日 初ブルペンで33球を投げ、クイックモーションに活路。
▼20日 投手陣全員で食事会。ダルビッシュは「宇田川さんを囲む会に参加させていただきました」などと自身のSNSに写真つきで投稿。「太ってないやん」と声をかけられ、正しい減量方法など助言を受けた。
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