米大リーグ・ドジャースのアンドリュー・フリードマン球団社長（４６）が１８日、侍ジャパンを称賛した。１７日の合宿初日から４人態勢で訪問し、この日は特に山本（オリックス）に熱視線。個人名こそ出さなかったものの「（名前を）聞いたことはあります。投手です」とニタッと笑った。

　午前から山本の動きを追いかけた。投内連係ではフィールディングを映像に収め、サブグラウンドへ移動すると、今度は高橋宏（中日）とのキャッチボール姿を撮影。フリードマン社長は「（日本で）活躍し、いろんな賞を受賞しているというのは、米国にも届いています」とうなずいた。

　山本はパ・リーグＭＶＰや沢村賞など２年連続で１０冠に輝き、かねてメジャー希望を公言。現時点で今オフ、ポスティング制度での米大リーグ挑戦が濃厚となっている。同社長は「もし正式にポスティングが決まれば、迎え入れるような準備はしています」と説明。１９日に初ブルペンを予定している右腕も「（視察は）ありがたいというか、もっともっと頑張ろうと思います」と受け止めた。

　「これだけ才能あふれる選手が、一つのチームに集まるのはなかなかない。敬意を込めて（宮崎に）来ました」。昨季３冠王の村上（ヤクルト）を「ＴＨＥ　ＢＩＧ　ＢＯＹ。米国に来る準備ができたら、しっかりと目を向けます」と評価し、完全試合で注目された佐々木朗（ロッテ）も「近い将来、しっかりと映像で見るということはします」と印象に残した。第１クール最終日の１９日まで視察。メジャー屈指の名門が、たっぷりと収穫を持ち帰ったようだ。

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