【楽天】ドラフト6位・林優樹、ロッテ・佐々木朗希に追いつき追い越せ…支配下ルーキー6選手随時紹介「若鷲チェック」(6)

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2023.2.17(金) 11:24

ドラフト6位・林は同世代のライバルの背中を追いかける(球団提供)

 最終第6回はドラフト6位・林優樹投手(21)=西濃運輸=。3月開催のWBC日本代表として世界と戦うロッテ・佐々木朗希、オリックス・宮城大弥は同世代の星。「いつか追いつき、追い越したい」とトップチームでの共演を夢見た。

U18高校代表また同じ舞台へ 日差しが照りつける久米島で、林はプロで生き抜く下地づくりに励んでいる。支配下の新人では唯一2軍スタートとなったが、悲観はなく「自分のペースでやっていこうと思っていましたけど、すごくいい状態で練習できている」と精悍(せいかん)な顔つきで充実ぶりを明かした。

 日本一のチームでローテを担う左腕と、昨季に完全試合を達成した“令和の怪物”。かつて同じユニホームを着て世界と戦った仲間と再び同じ舞台に立つことを夢見る。

 近江高では2年春、夏、3年夏の甲子園に出場。U―18高校日本代表では朗希、宮城と共に戦った。2人は3月に開催されるWBC日本代表に選出されており「同級生ですけど心からすごいなと思います」と大きな刺激を受ける。

 宮城は同じ左腕で「自分の理想に近い。緩いカーブ、チェンジアップがあって力感のないストレート。打者からしたら何で(打球が)詰まるんだろうとなる。お客さんから見ていてもおもしろい投球をする。僕も見ていて何度もおもしろいなと思った」。球速帯や変化球のキレと投球術で勝負するスタイルは自身と酷似しているだけに目標の存在とした。

 一方、速球派の朗希に関しては「ジャンルが違う」と笑いながらも「見て得られるものはたくさんある。あのスピードでもしっかりコントロールできているし、プロで生き抜くにはコントロールが大事」とヒントをつかんだ。

 「今は雲の上の存在」だが、「いつか追いつかないといけない」。ライバルの背中を追って林の1年目がスタートする。(長井 毅)

 ◆林 優樹(はやし・ゆうき)2001年10月29日、京都市生まれ。21歳。向島シャークスで4歳から野球を始め、向島中では京都八幡シニアに所属。近江高では1年秋からベンチ入りし、2年春、夏、3年夏の甲子園に出場。西濃運輸を経て22年ドラフト6位で楽天入団。174センチ、74キロ。左投左打。年俸800万円。

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