WBCではストッパーも? 堀内恒夫さんが佐々木朗希の夢の起用法を語った
スポーツ報知
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2023.2.16(木) 05:35
◆練習試合 ロッテ6―4ヤクルト(15日・糸満)
ロッテの佐々木朗希投手(21)が15日、ヤクルト・村上宗隆内野手(23)との侍対決を制し、順調な仕上がりを見せつけた。今季初実戦となったヤクルトとの練習試合(糸満)で、村上をこの日最速160キロの直球で空振り三振。初回先頭から4者連続三振を奪うなど、2回1安打無失点、5奪三振と圧倒。習得中の新型スライダーでも三振を奪うなど、最高の状態で17日から始まるWBCへ向けた侍ジャパンの強化合宿へ乗り込む。
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佐々木朗は変わったな。昨年に比べると明らかに力が抜けた。余計な力が抜けるからボールがほとんどベルトより低めに行っている。そして、ストライクゾーンから低めに落ちるフォーク。あそこに投げられたら、打者はお手上げだよ。
村上にはフォークを2球続けた後、内角いっぱいへ160キロのストレート。あのコースにあの球を投げられたら村上だけではなく、誰も打てない。シーズン中の村上だって打てないだろう。とにかく佐々木朗が特別なのであって、村上は次の打席で二木の変化球をうまく捉えているから心配は無用だ。
佐々木朗にあえて注文があるとすれば2点。その村上を三振に取って4連続奪三振とした直後、長岡に初球を左前に打たれた。詰まった当たりだったが、何の気なしに投げたストレート。外国人選手は甘い球なら初球からでもどんどん打ってくる。国際試合では注意する必要がある。
もう一つ。2回2死三塁、奥村を1ボール2ストライクと追い込んで6、7球目。おそらく三振を取りにいったのだろう。フォークがショートバウンドになって見送られた。力んで投げるとこうなるということだ。
それにしても、佐々木朗のスケールの大きさはすごい。これだけの球の速さと力があるのだから、WBCでは抑えに使っても面白い。連投に不安があるし、ストッパーは未経験でもあるから実現はしないと思うが、そんな夢も見たくなる。シーズンに入ったら、昨年までの投球数のリミットも外していいのじゃないか。(スポーツ報知評論家・堀内恒夫)
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