エース千賀の穴は誰が埋める?ソフトバンクの熾烈を極めるローテ争い

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2023.2.11(土) 06:59

2022年シーズンのリーグ優勝を逃したソフトバンク (C) Kyodo News

◆ 超エース級がいれば…

 2月6日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した野球解説者の平松政次氏と斎藤雅樹氏が、ソフトバンクの今シーズンの先発投手陣について言及した。 

 ソフトバンクは育成史上初の開幕投手も務めた絶対的エースの千賀滉大投手が今オフにメッツへ移籍したこともあり、先発投手陣の整備が急務となっている。

 このオフに獲得した前レンジャーズ傘下3Aの有原航平投手や、東浜巨投手、石川柊太投手など、実績のある面々が先発ローテーションを務める見通しではあるものの、やはり絶対的エース不在の穴は大きく、ローテ5~6枠目も定まっていない様子。

 現状のソフトバンクは活発なチーム内競争が繰り広げられているというポジティブな見方もできるが、平松氏は「(藤本監督は)困っていますよ。オリックスの山本のような超エースがいれば開幕投手は間違いない。いまソフトバンクのメンバーを見たら東浜、石川、有原もいますけど、『絶対的な柱になって…』という投手はいない。困っているのが正直なところじゃないか」と見解を述べた。

 そんなチーム状況の中で、ローテの柱として期待したい存在を問われると、平松氏は東浜、斎藤氏は石川の名前を挙げ、投手陣を牽引する働きに期待した。

 石川について、斎藤氏は「去年は7勝でしたけど、もっともっとできる投手。彼が引っ張っていくようになると、チームとしてもいいのかな」と話した。

 千賀の渡米はチームにとって少なからぬ痛手になった様だが、この機会に誰が次のエースを襲名することになるのか、オープン戦から目が離せない。


▼ 主な先発投手候補の昨季成績
石川柊太 23試 7勝10敗 防3.37 136.1回
東浜 巨 23試 10勝6敗 防3.11 136回
大関友久 21試 7勝6敗 防2.93 101.1回
和田 毅 17試 7勝4敗 防2.78 81回
板東湧梧 25試 3勝3敗3H 防3.18 62.1回
藤井皓哉 55試 5勝1敗22H 防1.12 56.1回
ガンケル 16試 5勝5敗 防2.73 92.1回
有原航平 19試 3勝6敗 防4.86 74回
※有原はレンジャーズ傘下3Aでの成績

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

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