ソフトバンク・藤本博史監督が１０日、宮崎春季キャンプ休日にオンライン取材に応じ、今月２１日に４２歳になる和田毅投手を開幕投手の有力候補に挙げた。

　「去年は千賀ですぐ決まったんですけど、今年の場合は東浜、石川、大関、イチオシの藤井も考えてるんですけどね。それと和田というところは僕の中で（候補の）５人ですけどね。投手コーチの中ではもう１人入ってくるということなんですけど。明日からの（第３）クールで最低３人に絞ろうかなと考えてます。（１６日からの）第４クールになるかな、決まるのは。僕のイチ推しは藤井くんと和田くんです。これは僕だけのイチオシですよ」

　今季開幕戦は３月３１日のロッテ戦（ペイペイＤ）。和田は昨季、同戦３試合に登板し、１勝０敗、防御率２・８７と好相性だったことも背景の一つだ。もし実現した場合、４２歳１か月での大役となり、佐藤義則（オリックス）のパ・リーグ最年長記録（４０歳６か月）を更新することになる。

　「大関も（ロッテと）相性いいんですけど、２週目の金曜日（４月７日）に試合がないというのがすごい引っかかってるんですよね。その次（の木曜日）も１つ空くというところがローテーションが崩れてしまうなと。例えば大関だったらそのまま中７日でいっても、また後ろが崩れてくるしね。その辺を考えてどうするかというところですよね。（開幕から）約１か月、そのまま６試合、６試合でやってくれたら一番いいんですけど。和田の場合は２、３回投げたら大体（中６日以上）間隔を空けるというね。去年もそうだったと思いますけど、そういう間隔でやろうという話は投手コーチとできてるんで。２回投げたら１回飛ばせるかなというところは考えてたんですけど。和田くんと話したら『（開幕は）僕じゃないでしょ』とオフの時に言われたし、でも、今はそういうつもりでつくってくれてるんでね。和田になる可能性もあるだろうし。今のところ、誰というのを決めかねてます。石川もいい球投げてるし、巨（東浜）も一球一球、丁寧に投げてるんで。本当に絞りづらいです」と指揮官を頭を悩ませた。

関連ニュース

・【ソフトバンク】侍トリオ好発進　初シートで近藤健介移籍初安打、周東佑京マルチ、甲斐拓也１安打
・【ソフトバンク】新外国人ホーキンスが左中間へ来日１号！　“第２のウォーカー”なるか
・【ソフトバンク】２１年ドラ１・風間球打、打撃投手で片りん！３８球中１１球空振り＆バットもボキッ
・【ソフトバンク】ロベルト・オスナ２８歳の誓い　ヤクルト飲むけど・・・ラーメン我慢
・【ソフトバンク】藤本博史監督が１６０キロ右腕・杉山一樹にハッパ「真ん中狙っても散らばる」