【日本ハム】ドラフト1位の二刀流ルーキー・矢沢宏太が初ブルペン、新庄剛志監督も駆けつけた

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2023.2.4(土) 09:37

投球練習の前にアップをする日本ハム・矢沢(カメラ・中島 傑)

 日本ハムのドラフト1位で二刀流の矢沢宏太投手(22)=日体大=が3日、沖縄・名護キャンプで初のブルペン入りした。スライダーなどを交えて38球を投じ、「変化球はそれなりにいいボールが多かった」と手応えを口にした。野手では1日の紅白戦で実戦デビューを果たしており、投手としては1クール1度のブルペン投球で調整する方針。黄金ルーキーが、投打で開幕への準備を進める。

 「投手・矢沢」がベールを脱いだ。力強い直球と切れ味鋭いスライダーが、小気味良くブルペン捕手のミットに収まる。グラウンドから駆けつけた新庄剛志監督(51)の前でも「見てるなあ、という感じでした。(緊張は)特になかった」と強心臓ぶりも発揮した、充実の38球だった。建山義紀投手コーチ(47)も「すでにプロのボールですよね」とうならせた。

 2日までは野手メニューをこなしたが、この日は投手陣に帯同。「いろんな選手のいろんなポジションの先輩と関われる機会があるので、すごくありがたい」。けん制練習では上川畑から助言を受けるなど、キャンプ3日目から本格的に「投手」として始動した。

 二刀流ならではの学びもあった。1日の紅白戦は「2番・DH」で先発し、2打数無安打1四球。「プロの投手はいい球がいく確率が高い」と実戦デビューを振り返り、「自分も10球に何球かではなくて、8球、9球いいボールがいくくらいの確率まで上げていければいい」。打席でプロの生きた球を目の当たりにして得た経験を、自身の投球に生かしていく。

 今後は1クールに1度のペースでブルペン入りする方針。投手としては14日の練習試合(対楽天)以降の実戦デビューに向けて調整する。プロ初のキャンプは「毎日がすごく新鮮で学ぶことがたくさんある。それをしっかりと整理して実戦に生かしたい」。無限の可能性を秘めた挑戦が、本格化する。(内田 拓希)

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