今季の開幕投手が決定している加藤貴之（３０）は１日、ブルペン入りし１３８球と、初日を意欲的な内容で終えた。

　キャンプ初日、加藤貴がブルペン入りし、１３８球を投じた。直球主体にシュートやカット、新たに取り入れたツーシームも投げ「ある程度、自分の中でもいい感じでは投げられていたので。良かったなと思います」と振り返った。

　今季の開幕投手に決定している左腕は、意図を持って１４０球に迫る球数を初日から投げた。「フォームづくりが大事だと思っているので。投げていく中で新しい発見もある。そのために投げてます」。途中からは審判と打者も立たせ、カウントを示されながら、実戦さながらの状況をつくって投げた。実戦登板はまだ先の予定も、型をしっかりと固め、調整を続けていく。

　自身の練習後、紅白戦は最後まで観戦した。若い選手の奮闘に「みんな頑張ってますし、僕も負けないように。そこは意識を持って、まだまだと思って頑張っていきたい」と気を引き締めた。大役を最高の形で終えるべく、加藤貴が着実に歩を進めていく。

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