【ロッテ】沢村拓一が3年ぶり復帰「ロッテを勝つチームにする」 入団会見一問一答〈3〉

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2023.1.28(土) 14:20

古巣への復帰を歓迎する文字が掲示されたスコアボードを背に、ポーズをとる沢村拓一(カメラ・安藤 篤志)

 ロッテは28日、レッドソックスを自由契約となった沢村拓一投手を獲得したことを発表した。背番号は「54」に決定。3年ぶりの復帰となった右腕はこの日、ZOZOマリンで入団会見に臨み、「ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったりしていかないと」と、心を鬼にして自身の経験をチームに還元していく考えを明かした。

 会見での主な一問一答は以下の通り。

 ―日本の野球界に戻ってプレーすることへの楽しみなどの感情は。

 「楽しみですか。僕は正直野球を楽しいと思ったことがないというか、なんか幼い頃からやってきて、その野球を仕事にした時から楽しいと思ったことはないんです。アメリカに行って、目がくぎ付けになるような選手をたくさん見てきたので、そういうのを見ると、やっぱりもっとうまくなりたいなとか、どうやったら近づけるかなとか、そういう方面からものすごく野球を好きになった。向こうは世界なので、ビックリすることの方が多かったです。いろんな表現がある楽しさなんですけど、野球を楽しむために僕はロッテを選んだわけではないので。ロッテを勝つチームにするために、言いたくないことも言ったりしていかないと。何年も優勝していないわけですから、組織的には変わってこないんじゃないかなと思います」

 ―今まで沢村自身を野球に対して突き動かしているものとは何か。

 「やっぱり好きだからじゃないですかね。やっぱり野球が好きですね。子どもの頃はそういう気持ちがあったんですけどね、仕事になるといろんなものに追われて、そういうものを見失ったりするので。ただ野球は好きです。だからうまくなりたいと思うし、チームに貢献したいなと思っています」

 ―メジャーでの2年間を経験して、いまはやりきったという思いか、それとも心残りがあるのか。

 「正直やりきった気持ちも、心残りの気持ちもなくて、千葉で腕を振ると決めたときからそこにしか感情がないのでどちらでもないんですけど。ただ自分がある程度いい状態の時に戻ってきたい気持ちは、アメリカでプレーしているときは少なからず多少はありました」

 ―ロッテファンはどんな存在で、どんな活躍を見せたいか。

 「いい悪いはもちろん結果として出さなくちゃならないので、そこはプロなので追い求めていきますが、どんな時も前向きにチームを鼓舞するような戦う姿を見せられたらと思っています」

 ―今の状態は。

 「ある程度、体はすぐに実戦という形ではないですが、つくった状態でいます。ボール、傾斜の違い、硬さだったりがあるので、そこはしっかりとアジャストしていけたらと思います。ブルペンは自主トレでは入っているんですけど、いつ(キャンプで)入るとかは決めてはいないです」

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