ロッテと育成契約を結んだ前オリックス右腕の沢田圭佑投手が２３日、ＺＯＺＯマリンで会見した。

　スーツ姿で臨んだ沢田は「（昨年６月にトミー・ジョン手術を受けた右肘の）リハビリ中にも関わらず、契約をしていただいた球団には感謝の思いがあります。１回終わったような野球人生。それを救ってもらったチームに絶対、恩返しをしないといけない。持ち味は真っすぐだと思っているので、思いっきり腕を振る姿を皆さんにお見せしたい」と語った。オリックス時代の同僚で現阪神の西勇からは早速、激励の連絡があったという。

　右肘手術後はリハビリに取り組んできた。オフはオリックスで同僚だった山本と練習に励み、現在は８０メートルの遠投ができる状態になった。マウンドからも立ち投げ程度の強度で投球しており「実戦復帰は今年の６月ぐらいを見据えてやっています」と今後の見通しを明らかにした。

　リハビリが成功して、１軍マウンドに復帰すれば、古巣のオリックスとの対決も実現する。そのときは「絶対に抑えます」ときっぱり。大阪桐蔭時代のチームメートで、ともに甲子園で春夏連覇を達成した前阪神の藤浪は、アスレチックスへの入団が決まった。そして沢田も新天地へ。それぞれのチャレンジが始まる。

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