西武の育成ドラフト３位・三浦大輝投手（２２）＝中京大＝が１７日、埼玉・所沢市の球団施設で行われた新人合同自主トレで同期入団では最初にブルペン入り。同姓のＤｅＮＡ・三浦大輔監督（４９）ばりの２段モーションで２７球を投げて、目標の支配下昇格に向けてロケットスタートを切った。

　「１２１」のビブスをつけて、かつての番長のように力強く右腕を振った。第３クール初日のブルペン投球は予定通り。「目立たないといけないので、一番乗りで入れたのはいいこと。自分的にはおいしかったです」と満足げにうなずいた。

　打者のタイミングを外すため、中京大４年で２段モーションに変更。２７歳上で「偉大な先輩」と尊敬する“三浦大”の現役時代の動画もチェックして研究に余念がない。思い描くのは昨年、育成出身で初めてパ・リーグ新人王に輝いた西武・水上のようなサクセスストーリー。ここから成り上がる。（阿見　俊輔）

　◆三浦　大輝（みうら・だいき）２０００年４月７日、愛知県生まれ。２２歳。時習館では甲子園出場はなし。中京大に進学し、愛知大学リーグでは３７試合で７勝２敗、防御率１．９６。２１年秋に最優秀防御率、ベストナイン。２２年育成ドラフト３位で西武に入団した。１８０センチ、８８キロ。右投左打。背番号１２１。年俸４００万円。

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