【楽天】ドラ1荘司康誠が被災地訪問「楽天にしか出来ないことがある」…キャンプ1軍スタートも決定

スポーツ報知

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2023.1.17(火) 12:37

荘司康誠

 楽天のドラフト1位・荘司康誠投手(22)=立大=ら新人10選手は17日、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城・南三陸町を訪問。佐藤仁町長とともに南三陸311メモリアル、南三陸町震災復興祈念公園、旧防災対策庁舎、南三陸さんさん商店街を見学し、東日本大震災の被害の大きさを目の当たりにした。

 新潟県に住んでいた小学4年生時に起きた東日本大震災。楽天に入団し、被災地に足を運んだ荘司は現地での話に耳を傾け「実際に震災を経験した方の証言や映像は、本当にひと言ひと言に重みがあった。あれが生の声だとすごい感じた。本当に日々の備えが大事。人とのつながりが大変なときに大きな力になるなと感じました。本当にこの場に来ないと分からなかった。ただ映像を見たりとか、話を聞くだけでは分からない現実を知ることが出来ました」。実際に津波の高さなどを目の当たりにして、驚きを隠せなかった。

 東日本大震災が起こった2年後の13年に楽天は球団初の日本一。東北に歓喜をもたらした。そこから9年間優勝はなし。荘司は「東北楽天に入って、楽天にしか出来ないことがある。東北の皆さんとのつながりだったり、間違いなく日本のプロ野球の中ではここでしか出来ないと思う。そこに入団させてもらった以上は僕も何か力になりたい。まずはしっかり自分が活躍して、皆さんにいいニュースだったり、いい気持ちになってもらえるようなプレーを、そういう姿を見せていきたいと思います」と決意を新たにした。

 また、この日は2月の春季キャンプで1軍スタートする事が正式に決定。新人合同自主トレではすでに2度ブルペン入りするなど順調に調整を進めている右腕は「しっかり準備をして臨みたい」と気を引き締め直していた。

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