【日本ハム】伏見寅威捕手 投手陣を引き立て「2桁勝たせたい」

スポーツ報知

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2023.1.16(月) 07:47

キャッチボールをする日本ハムの伏見(球団提供)

 北海道日本ハムファイターズの伏見寅威捕手(32)が、投手陣を徹底分析し、底上げを図る。15日、自主トレ中の沖縄・恩納村からオンライン取材に対応。FAでオリックスから加入した千歳市出身の道産子は、初の移籍に、練習後は日本ハム投手の動画チェックを日課としている。予習を基に、2月1日からの名護キャンプでは直接対話ですり合わせをしながら、最良の結果につなげるための一助となっていく。

 プロ11年目で初の新天地での戦いにも、伏見の感情にぶれは一切、なかった。「環境はガラッと変わるが、やることは変わりない。新しいことというより今までの積み重ね。力を発揮できる準備をしっかりしていきたい」。気負いなく、自己の研さんに努めていく。

 心情を貫く。抱負よりも先に「キャッチャーが主役ではない。ピッチャーを引き立てて、僕と組むピッチャーはみんな2ケタを勝たせたい」と黒子に徹する心構えを強調した。「目立ちたがり屋じゃないので。ピッチャーに注目してもらえれば」。そのための準備は、着々と進めている。

 今オフの練習後は「全然分かっていないので」と動画を見て、仲間の投球を研究している。頭にたたき込んでいるイメージを基に、キャンプですり合わせをしていく。「まずは自分を知ってもらうのが大事。性格や考え方を分かってもらわないと相手の話も聞けない。知ってもらえるようにどんどん話して、動画で感じた疑問を本人と話していきたい」。2月1日からのキャンプでは対話を重ね、一人でも多くの球を受け、親密な関係を築いていく。

 19年に左アキレス腱(けん)を断裂後は「1年間戦える体づくりをテーマにやってきた」とオフは取り組んできた。まず土台を固めるというオリックス時からのスタイルが根底にあるだけに、歩の進め方は変わらない。キャンプ初日から紅白戦が予定されるも「キャンプインに全力とは全く思っていない。シーズンが勝負。張り切り過ぎずにやりたい」。チームが最良の結果を得るための道筋を、伏見はしっかりと見ている。

(砂田 秀人)

 〇…伏見らとともに沖縄で自主トレ中の石井一成内野手(28)が、二塁の定位置取りを目標に掲げた。8日に現地入り後は「体を大きくしたい。パワーアップを重視している」とより負荷をかけたウェートトレに取り組むなどし、筋力増を図っている。内野はどこでもこなすが、規定打席に到達しなかった昨季の結果も踏まえ「セカンドでやりたい気持ちはある。レギュラーを狙ってやっていきたい」と声を大にした。

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