【日本ハム】ドラ1矢沢宏太が二刀流本格解禁 「全然いけます」初ブルペン入りの10分後にティー打撃へ

スポーツ報知

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2023.1.16(月) 05:05

ブルペン入り後、休む間もなくティー打撃に入る二刀流調整を行ったドラフト1位指名の矢沢宏太(カメラ・泉 貫太)

 日本ハムのドラフト1位・矢沢宏太投手兼外野手(22)=日体大=が15日、千葉・鎌ケ谷で行われている新人合同自主トレで初めてブルペン入り。その後は打撃練習も行い、矢沢流テキパキ調整を披露した。プロ入り後の二刀流本格解禁初日を田中哲記者が「見た」。

 新人合同自主トレ第2クール最終日。矢沢はグラウンドでの練習を終えると、室内練習場のブルペンに初めて足を踏み入れた。稲葉GMらが見つめる中でも緊張の色を見せず、立った捕手・古川裕に直球を30球。「(力みは)特になく普通に軽く投げられた。(強度は)60%ぐらい」と語り、稲葉GMは左腕とイメージが重なる投手を問われ「矢沢流でいいのでは。自分のモノをつくっていくことがこの世界は大事」と投球でも唯一無二を強調した。

 矢沢流調整はここからだった。投球練習後、シューズを履き替えバットを手に4種類の打撃練習。周囲よりもやることは多いが「昼に関しては休憩時間(昼食を除く)がなければいいだけ。まだ練習の強度も低いので、全然いけます。今まで通りの感じ」とさらり。全てを慌てずテキパキこなす姿に、二刀流としての順応力の高さを感じさせた。

 全ては、準備のたまものだと思わされる。「野球をやるために来ている」と、グラウンド外でもスケジュール管理を徹底。毎朝6時30分に起床し、朝風呂などを経て練習へ。夕食後は洗濯などをして「10時には絶対寝ています」という。「大学の時もグラウンドマネジャーと時間を相談しながら無駄なくやってきた」と二刀流として有限な時間の使い方の重要性を口にした。

 春季キャンプは1軍スタート予定。「沖縄に行けば沖縄のタイムスケジュールがあると思うので、臨機応変に対応していきたい」。アマ時代とは環境の変化も多いだろうが、プロ1年目から適応力を示した二刀流解禁日だった。(田中 哲)

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