【日本ハム】「谷口きゅんBALLPARK発」65万人以上の思い詰まったエスコンフィールドを盛り上げていきます

スポーツ報知

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2023.1.14(土) 03:45

5日に竣工式が行われたエスコンフィールド北海道

 昨年12月29日、札幌ドームの事務所から、エスコンフィールド北海道に引っ越しをしました。事務所の移転ってなかなか立ち会うことがないので、僕の中ではすごく新鮮でした。僕は1年だけでしたが、十数年いた方などすごく感慨深いんだろうなと、荷物整理する姿を見ていて感じましたね。

 新事務所はエスコン内にあるんです。4階が事業側、5階がチーム側みたいなイメージで。僕の席からは見えないですけど、ガラス張りで試合が見える場所もあるので、会議などしながら試合を見られたりもします。今は自分の足で歩いて、ここにこれがあってと場所を覚えて。ずっと社会見学してるような感じですね(笑い)。

 5日には竣工式が行われ、僕も参加しました。途中、これまでを振り返る映像がビジョンに流れて。工事された方のあいさつにも感動しました。一人一人、現場の方の名前が出てきて、最初に「話が長くなります」って仰ってましたけど、ああいう話ならどれだけ長くなってもいいなと。携わった方の思いが、すごく心に刺さりました。人が作る物ってこんなに立派な物ができるんだなと。本当にすごい時に僕もいるんだなと、言葉では表せないくらいの思いがありました。

 竣工式後には工事関係の方々に「おめでとうございます」とか言っていただいたんですけど、むしろ僕らが作っていただいた訳ですから。作業した方一人一人はどういう思いだったんだろうなと考えましたが、もう答えが出てこないくらい、大変だったんだろうなと。この時に携われたことを、すごくうれしいなと思います。

 皆さんにはまずは1回、エスコンに来てもらいたいですね。札幌ドームもすてきですけど、新しい所で一から始めることができる環境にいられるっていうのは、更にいいものだなと思いますし。これをまたファイターズファン、プロ野球ファンの方々と共有できたらいいなと感じてます。

 改めて、エスコンでプレーできる選手は本当にうらやましいなとは思います。ただ、今もまだ選手だったら、携わった延べ65万人以上の方々の苦労は、絶対分からなかった。そう思うと、こっち側にいて良かったなと。この瞬間に立ち合えていることを幸せに感じながら、エスコンフィールドを盛り上げていきます。

 ◆谷口 雄也(たにぐち・ゆうや)1992年6月1日、三重県生まれ。愛知・愛工大名電高から2010年ドラフト5位で日本ハムに入団。外野手として12年から通算272試合に出場。21年10月に現役引退を発表。通算打率2割4分1厘、7本塁打、42打点。今年1月、ファイターズスポーツ&エンターテイメントに入社。今企画のタイトルは現役時代の愛称「きゅん」から取っている。

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