【ソフトバンク】田中正義、右肩故障に苦しむも150キロ台の剛速球復活で期待…担当記者が占う

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2023.1.11(水) 06:05

田中正義

 日本ハムへの移籍が決まった田中正が活躍するカギを、ソフトバンク担当の中村記者が「占った」。

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 昨年の田中正は6年目で初の開幕ローテ入りを手中に収めようとしていた。前年に自己最多18試合に登板して飛躍の足場を築き、昨春キャンプでは藤本監督から「投手MVP」に選ばれた。だが、またも故障に泣かされた。開幕ローテ最終テストと位置付けられたオープン戦、3月20日の広島戦(マツダ)で右肩を故障。結局、1軍初昇格は8月まで遅れ、中継ぎで5試合の登板に終わった。

 ただ、復帰後は1イニング限定とはいえ、創価大時代のような150キロ台の剛速球が戻っていたのも事実だ。藤本監督は「(ストライク)ゾーンで勝負していくことができれば、球が強いんだから、間違いなく勝てる」と評していた。

 近年はメンタル面を改善しようと、マウンド上で意図的に笑った。昨春にはトレーナーから「目の機能に伸びしろがある」と指摘され、ビジョントレーニングに注力し、特注ゴーグルを着用した。昨秋キャンプではセットポジションから反動を使わないフォームへの改良に着手。千賀直伝のフォークにも手応えをつかみ、契約更改の席で「来年は期待に応える自信もある」と力強く語っていた。6年間で通算0勝。だが、北の大地で花を咲かせる可能性は十分ある。(ソフトバンク担当・中村 晃大)

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