【ロッテ】吉井理人監督 佐々木朗希へ最速仕上げ指令 WBCへ来月17日までに3イニング投げられるように

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2023.1.11(水) 05:10

新人選手を前に訓示する吉井監督(左)

 侍ジャパンの投手コーチを務めるロッテの吉井理人新監督(57)が10日、3月のWBCで代表入りが決定した佐々木朗希投手(21)に“最速調整指令”を出した。

 この日、ロッテ浦和球場で行われた新人合同自主トレを視察した指揮官は「3月9日から本戦が始まるので、通常(の調整)より2週間くらい早くなるのかな。侍ジャパンのキャンプ(強化合宿)が始まる頃には2、3イニングは投げられるような状態にしてきてほしい」と話した。

 3月25日に開幕した昨年、佐々木朗は2月19日に実戦初登板し、3イニングを投げたのは同26日だった。今年、侍ジャパンの強化合宿が始まる2月17日までに3イニング投げるとすれば、昨年よりハイペースな調整が必要となる。昨年の石垣島キャンプで第2クール中盤にシート打撃に登板したが、今年は早ければ第1クール終盤にも実戦形式に近い投球練習が必須となる。

 吉井監督は「ライブBPとかシート打撃は、早い段階で入れていきたいと思っている」と明かしたが、まずは佐々木朗のコンディションが最優先。「朗希とも話していないので、これからどんなふうに調整していくかを決めたい」と最高のパフォーマンスを発揮するためのスケジュールを組んでいく。ロッテの監督とWBC投手コーチの“二刀流”で始まるシーズン。「やると決めたので。どっちもしっかりやっていきたい。もちろん優勝です」と頂点を目指す。(小田原 実穂)

 ◆佐々木朗各年の初実戦

 ▽20年 登板なし

 ▽21年3月12日 中日戦(ZOZO)でプロ初登板。2番手で1回無安打無失点。最速153キロ。

 ▽22年2月19日 日本ハム戦(名護)で先発し、2回無安打無失点。最速163キロ。

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