ソフトバンクは１０日、米大リーグ・レンジャーズ傘下３ＡからＦＡとなっていた有原航平投手が入団することを発表した。背番号は「１７」に決まった。　

　有原は球団を通じて、「世界一を目指す球団でプレーするチャンスを頂けて光栄です。優勝に貢献できるよう精一杯頑張ります。よろしくお願いします」とコメントした。

　有原は早大から４球団競合の末、１４年ドラフト１位で日本ハム入団。１年目の１５年に８勝をマークし、新人王に輝くと、１９年には１５勝で自身初の最多勝。６年間で通算６０勝を挙げ、２０年オフにポスティングシステム（入札制度）を利用してレンジャーズに移籍した。しかし、２１年５月に右肩手術を受けるなど、故障にも苦しみ、２年間で通算３勝止まり。それでも、球団は調査を進めていく中で戦力になると判断。昨年１１月に自由契約となって以降、ラブコールを送ってきた。

　今オフ、先発投手では前阪神のガンケルを獲得。ドラフト２位・大津＝日本製鉄鹿島＝ら即戦力ルーキーも加わった。メジャー移籍の千賀の“後継者”となり得る有原とも合意し、石川、東浜、和田ら既存の戦力と充実の先発ローテを組むことが可能に。日本ハムからＦＡの近藤、前ロッテの守護神・オスナら大型補強を敢行し、３年ぶりのリーグ優勝＆日本一奪回に突き進む。

　◆有原　航平（ありはら・こうへい）１９９２年８月１１日、広島市生まれ。３０歳。広陵高（広島）では甲子園に２度出場し、３年春に４強。早大から１４年ドラフト１位で日本ハム入団。ＮＰＢ６年間で通算１２９試合に登板し、６０勝５０敗２セーブ、防御率３・７４。２１年からレンジャーズ移籍。米大リーグ通算１５試合で３勝７敗、防御率７・５７。１８９センチ、９５キロ。右投右打。既婚。

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