日本ハムの新人合同自主トレが９日、千葉・鎌ケ谷の２軍施設で始まり、ドラフト３位の加藤豪将内野手＝メッツ傘下３Ａシラキュース＝を除く９選手が参加。体幹トレーニングやダッシュ、キャッチボール、野手陣は屋内で打撃練習も行った。

　ドラフト２位の最速１５０キロ右腕・金村尚真投手＝富士大＝は同１位の矢沢とキャッチボールでペアを組み「『すごくいいボールを投げている』と言われてちょっとうれしかった」と笑顔。続けて「軽く投げているのにすごくボールが伸びてきた」と二刀流左腕の実力も感じ取った。

　投打二刀流調整を貫くと明言している矢沢については「２つやっている人に対して（自分は投手）１本でやっている。そこは負けたらダメだと思う」と金村。「負けなくないって思いは強い。お互い意識して切磋琢磨（せっさたくま）して頑張っていければ」と闘志を燃やした。

　身長１７６センチ、８３キロの本格派でセールスポイントは抜群の制球力。即戦力として期待がかかる中、話を聞いてみたい投手を問われると「伊藤大海先輩。ルーキーから勝ち続けているので、どうしたらそんなに勝てるか聞いてみたい」と同じ大卒右腕で、ルーキーイヤーから２年連続２ケタ勝利を達成した先輩の名を挙げた。新人自主トレでは球速アップをテーマに掲げており「大学時代の平均は１４５、６キロぐらい。常時１５０を出せるように、キャンプにつながる自主トレにしたい」と意気込みを口にした。

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