【楽天】田中将大、史上2位年俸4億2500万円減で更改…9億円→4億7500万円プラス出来高の単年契約
スポーツ報知
- ニュース
2023.1.8(日) 05:30
楽天・田中将大投手(34)が7日、契約更改交渉に臨み、球界最高年俸とされていた昨季の出来高払いを含む9億円から4億2500万円減となる4億7500万円プラス出来高払いで、単年契約を結んだ。16年の巨人・杉内俊哉(5億円→5000万円)の4億5000万円に次ぐ史上2位の大減俸となった。日米通算200勝まであと10勝に迫る右腕は巻き返しを期すと同時に、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)出場にも改めて強い意欲を示した。(金額は推定)
記録的な大減俸を田中将は淡々と受け止めた。出来高込みの総額9億円にも上る2年契約から、4億7500万円の単年契約でサイン。4億2500万円の大幅ダウンとなった。更改後にオンラインで取材に応じ「球団の方から期待していた部分には大きく届いてないと思いますし、ファンの方々の期待も裏切ってしまっている。そういう部分でものすごくふがいない2シーズンだった」と頭を下げた。
昨季は25試合で9勝12敗、防御率3・31。復帰1年目の4勝から勝ち星は上積みしたが、楽天復帰後は通算13勝21敗と不本意な数字が並んだ。他球団への移籍を含めない大幅ダウンは16年の巨人・杉内の4億5000万円減に次ぐ歴代2位となった。
完全復活を期す。チームは10年ぶりの日本一を目指し、自身は日米通算200勝まであと10勝。「(今季で200勝を)大きく超えていかないと、チームのタイトルには届かない。シーズンの早い段階でクリアできるのが一番」と目標を口にした。
09、13年に続く3回目のWBCにも改めて強い意欲を示した。6日にはWBCの先行メンバーが発表された。「自分としても選ばれたい。どんな役割でもやれるところで自分のベストを尽くしたい」。最終メンバー30人に選ばれることを想定し、早めに調整もしている。
日の丸へのこだわりには理由がある。「自分の中で1番は、ダルビッシュさんですね」。08年北京五輪、09年WBCでチームメートだった大先輩も、先行メンバー12人に入った。再び同じユニホームに袖を通す日を夢見ている。「チームの駒としてどこでもやる気持ちでいる。なんとかチームに入って貢献したい」と、強いまなざしでアピールした。(内藤 菜月)
関連ニュース
・【表で見る】過去の大幅減俸
・【楽天】田中将大が9億円から4億2500万円ダウンで契約更改 日米通算200勝「早い段階で」
・【衝撃】6億円→3500万円…通算5億6500万円の減額は球界最大幅
・楽天 2022年契約更改一覧&新入団選手
・プロ野球選手が借金苦で突然引退…複数トラブル改善せず本人が申し出