日本ハムが２軍戦などでの球団独自ルールとして「ピッチクロック」導入案を持っていることが６日、明らかになった。今季から米大リーグで試合時間短縮を目指し導入される新ルールの一つで、投球間の時間制限などが設けられる。球団幹部は「例えば時計を出すだけならいいと思う。（２軍本拠地の）鎌ケ谷だけとか」と語った。

　「ＤＨ制」や、最近では先発投手が降板後も指名打者として出場できる「大谷ルール」など、メジャーで導入されたものが日本で採用されることは少なくない。それだけに未来の可能性を考えて“先取り”の意味合いもあるが「一昨年ぐらいに（チームの）投球間隔が長かった。成績にもつながるかも」（同幹部）と時間制限による変化も期待する。

　新庄監督もテンポを重要視しており、若手にとっては２軍で早く投げる癖をつけることで結果に表れる可能性も持つ。選手の今後のためにも、慎重に検討していく。（田中　哲）

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