【ロッテ】佐々木朗希、タイトル奪取宣言「防御率、奪三振狙いたい」…昨季は山本由伸が総なめ
スポーツ報知
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2023.1.5(木) 05:15
ロッテの佐々木朗希投手(21)が4日、地元の岩手・大船渡市内で自主トレを行い、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での世界一とチームでの日本一に加え、最優秀防御率と最多奪三振のタイトル奪取を誓った。昨季はオリックス・山本が防御率、勝利数、勝率、奪三振のタイトルを総なめしたが、「個人としては防御率、奪三振の方(タイトル)を狙いたい」と宣言。4年目は1年間通じてローテを守り、さらなる飛躍を目指す。
白い息を吐きながら、まずは選出が確実なWBCに視線を向けた。「本当にすごい選手が集まってくる。しっかり結果を残せるように」と改めて世界一の誓いを立てた。年始は元日から始動。この日は捕手を立たせて約20球、坂道ダッシュ、ノックなど、約4時間の練習で汗を流した。ボールは現在、WBCで使用するMLB球を「10対0の割合で使っている」。昨年11月の侍ジャパン強化試合では扱いに苦労したが、「あとは試合に近い出力で投げた時にどうなるか。まずはキャッチボールで100%に近い形で操れるように」と自信を深めつつある。
年末年始は練習を継続しながら、家族でカニに舌鼓を打ち、友人ともリフレッシュ。心身を充電した21歳は世界一に続く青写真も描いた。昨季は20登板で9勝4敗、防御率2・02。4月には史上最年少で完全試合を達成したが、疲労による4度の登録抹消などで規定投球回には到達できなかった。1年ずつ着実にステップを踏み、迎えた4年目。「チームの中心として投げられるように。規定投球回、試合数を意識しながら、投げる日に絶対勝つという気持ちでやりたい」とエースに君臨する決意を口にした。
23年に掲げる一文字は「冠」。昨季は山本が独占したタイトルのうち、防御率と奪三振の「冠」を「狙いたい」と語気を強めた。世界一を経て、絶対的エースへ。潜在能力の全てを解放する1年にする。(小田原 実穂)
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