【オリックス】ラオウが大まじめに掲げた3つの公約 ゴールデングラブ&本塁打王&4番奪回!

スポーツ報知

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2023.1.5(木) 05:00

阿南市内での公開練習にサプライズで駆けつけた能見篤史氏から激励を受ける杉本裕太郎(カメラ・石田 順平)

 オリックス・杉本裕太郎外野手(31)が、4日、ゴールデン・グラブ賞受賞という意外な目標を掲げた。故郷の徳島・阿南市で練習し、野球教室を開催。パワー自慢の大砲はいきなり「ゴールデン・グラブを取りたいです」と、大まじめに言い切った。

 「守備の指標がどうしても悪く、投手に迷惑をかけている」。レギュラー1年目だった一昨年は主に右翼手として、外野手リーグトップの11補殺の一方で5失策。昨年は2失策と改善したが、2補殺にとどまった。「守備でも投手を助けたい」と意識を高くした。

 チームでは福田が昨季、自身より先に初受賞したことに「横から見ていても、あまり守備がうまくないのに。僕に希望を持たせてくれました」とジョークを飛ばした。1学年下の中堅手は内野からコンバート2年目で守備力向上。仲良しの後輩に大きな刺激を受けた。

 もちろん打撃も全力だ。日本シリーズMVPに輝いたが、昨季は規定打席に到達せず32本塁打から15発と激減。「2021年以上のタイトルを取りたい」と2年ぶりのキングを見据えた。昨季は2、9番を除く全打順で起用されたが「どっしりと使ってもらえるように」と4番返り咲きも宣言。Gグラブ、キング&4番奪還と攻守に3つの公約を掲げた。

 練習始めのこの日はフリー打撃で“23年1号”を含む8本のサク越え。野球教室ではバックスクリーンにも運び、地元の野球少年120人を喜ばせた。「プレーで結果を残したい」。レッドソックスへ移籍した吉田正に代わる新選手会長。リーグ3連覇へ、攻守で変身を期す。(長田 亨)

■能見氏がサプライズ激励 ○…昨季限りで現役引退した能見篤史氏(43)が、杉本をサプライズで激励した。所用で四国に滞在し、杉本のSNSでこの日の公開練習と野球教室を発見。「せっかくなので」とケーキを手土産に、阿南市まで足を伸ばした。オリックスには一昨年から2年間、投手兼任コーチで在籍。「去年の成績で終わる選手じゃない。チームの中心で引っ張ってほしい」と後輩にエールを送った。

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