【オリックス】今季も守護神は平野佳寿!中嶋聡監督が指名「難しいポジションを投げてくれるのは他にいない」

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2023.1.4(水) 05:50

シーズン中、最後を締めた平野佳寿を出迎える中嶋聡監督

 オリックス・平野佳寿投手(38)が今季も守護神を務めることが3日、内定した。日米通算221セーブの実績に加え、中嶋監督はあらためて精神面の強さを評価。柔軟な采配でリーグ2連覇、26年ぶりの日本一に導いたが「(守護神は)平野です」と、珍しく現時点の決定事項とした。

 平野佳は一昨年に大リーグから復帰し、2年間で57セーブを挙げた。「もし(抑えに)失敗したら、次の試合は本当に大事にしている」と、昨季は2試合連続失点が一度もなかった。当然のように勝ち試合の最後を締めくくり、打たれても堂々と振る舞う。その姿を中嶋監督は見ていた。「難しいポジションを投げてくれるのは(平野佳以外に)いないから」と信頼を寄せる。

 指揮官は日本ハム時代、当時クローザーだったマイケル中村や武田久とコンビを組む「抑え捕手」として活躍した。しびれる場面を知るだけに、“次点組”の宇田川、山崎颯らを「『(抑えを)できますよ』と言いそうだけど、ウソ言えって。やってみいや! と思うわ…」と、冗談交じりに刺激した。

 3月で39歳を迎える右腕は、元日に23年の初投げを完了。今季から新たに2年契約を結び「通過点にできるように頑張りたい」と、名球会入会資格の日米通算250セーブを見据えた。(長田 亨)

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