【ソフトバンク】本気の大型補強 近藤健介&オスナら加入で今季の打線、勝利の方程式はどうなる?

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2023.1.1(日) 06:40

日本ハムから加入した近藤健介

 ソフトバンクが3年ぶりのリーグ優勝&日本一奪回を目指す今季に向け、大きく動いた。日本ハムからFAの近藤、前ロッテ守護神のオスナを中心に、積極的に補強。2023年の打線、勝利の方程式はどうなるのか。ソフトバンク担当・中村晃大記者が「見た」。

 今オフ、ソフトバンクが大型補強を敢行した。日本ハムからFA宣言し、パ5球団の争奪戦となった近藤を移籍選手では史上最長となる7年総額50億円以上で獲得。ロッテを自由契約となった元メジャーセーブ王のオスナを500万ドル(約6億6500万円)の単年契約で射止めた。2人は投打の軸として期待される。

 近藤は「3番・左翼」が有力。4番・柳田との“KY砲”で空気を読まずに打ちまくるはずだ。昨季は143試合で121通りの打線を組むなど、柳田の前後の打者を固定するまでには至らなかった。通算出塁率4割1分3厘の近藤が3番に座れば、三森、周東、牧原大ら俊足ぞろいの上位打線と4番・柳田、5番・栗原以降をつなぐ恐怖のラインアップが完成する。

 昨年6月に日本球界入りしたオスナは29試合で4勝1敗10セーブ、防御率0・91と圧巻。今季の守護神最有力で、昨季9回を務めたモイネロを本来の8回に戻ることができる。松本裕、嘉弥真、又吉らで7回まで守り抜き、最後は「モイネロ―オスナ」の盤石リレー。相手は中盤までにリードを奪わないといけない。

 さらにDeNAからFA加入した嶺井が捕手陣の層を厚くし、前阪神のガンケルも順当にいけば先発ローテ入りが濃厚。メジャー移籍の千賀の穴はもちろん小さくないが、シーズン最終戦で優勝を逃した今季の悔しさを晴らすため、いつにもまして本気だ。(ソフトバンク担当・中村 晃大)

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