【ソフトバンク】モイネロ、日本一のドクターK 奪三振率で大魔神超え14.87…記録2022
スポーツ報知
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2022.12.30(金) 06:00
モイネロは隠れた“ドクターK”。今年、奪三振といえば佐々木朗(ロ)という印象が強いが、モイネロの投球内容にも驚かされる。
すべてリリーフで53登板。52回2/3を投げ10失点(自責6)、防御率1.03。179打数22安打([本]〈2〉)の被打率.123に加え、奪った三振が87。奪三振率(1試合平均9回換算)は14.87を記録。
シーズン50イニング以上で奪三振率14個以上は、今年の松井裕(楽)14.46(51回2/3で83K)も含め7人。97年佐々木主浩(横)の14.85(60回で99K)を上回り、モイネロが最高だ。
イニング別奪三振数の内訳は1個21回、2個24回、3個6回。三振を奪えなかったのは、4月21日オリックス戦11回、5月31日巨人戦9回の2イニングだけ。
初登板から8回連続K→奪三振0→11回連続K→0。そして6月8日阪神戦9回から、32イニング連続K。15年サファテ(ソ)のプロ野球最長43イニング連続に次ぐ、歴代2位の連続イニング奪三振記録を達成。“ドクターK”の称号がふさわしい投球だった。
▼…ソフトバンクはオリックスと同率も、史上初の当該対戦成績適用(10勝15敗)でV逸。オリックスが51勝41敗だった3点差以内の試合に、40勝46敗。競り合いでの弱さも響いた。
▼…千賀は11勝6敗。16年から7年連続2ケタ勝利&貯金5以上。「2ケタ勝利&貯金5以上」を7シーズン以上連続は別所毅彦(南海・巨)11年、スタルヒン(巨)9シーズン、稲尾和久(西鉄)8年連続と4人目。
▼…東浜は5月11日、本拠地・ペイペイDの西武戦でノーヒットノーラン。17年この球場(当時ヤフオクD)で7勝し、初の2ケタ16勝。今年も6勝を挙げ、5年ぶり2度目の10勝。
▼…藤井は55登板、56回1/3を投げ、184打数18安打([本]〈4〉)で被打率.098。シーズン50イニング以上で、被打率1割未満は藤井が初めて。
▼…柳田は5月3日オリックス戦で山本から満塁本塁打。山本の満塁初被弾だった。満塁では通算72打数28安打([本]〈5〉)、84打点で、打率.389の猛打。
▼…牧原大、三森はともに規定打席不足も、両リーグ規定投球回以上の投手に
対戦 打[本] 安 打率
牧原大12人87〈2〉27.310
三 森12人94〈2〉30.319
2人そろって高打率。
▼…今宮は打率.296。2安打足りず初の3割打者を逃したが、左投手に打率.404(右投手.246)。両リーグ規定打席以上48人中、左右どちらかの投手に4割以上は今宮だけ。
▼…甲斐は3年連続両リーグ最多となる38犠打。これで17年から6年連続20犠打以上。20犠打以上を6年以上連続は、最長9年連続の川相昌弘(巨)を始め、甲斐が10人目、捕手初。(佐藤 智寿)
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