【西武】山川穂高、本塁打王と打点王に加え今季200号で区切りの“3冠王”も…記録2022
スポーツ報知
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2022.12.28(水) 06:00
山川は今季41本塁打、90打点で2冠を獲得した。本塁打王は18、19年に次いで3度目。打点王は初めてだった。
今季、村上(ヤ)が3冠王を獲得したが、パで本塁打、打点の2冠は、17年デスパイネ(ソ)以来、球団では、53、56年中西太、90、91年デストラーデ、09、11、15年中村剛也に次いで4人目だ。
6月26日対楽天戦では、プロ野球113人目の通算200号。697試合目での達成は、スピード6位。日本人打者では、田淵幸一(神)、秋山幸二(西)の714試合を抜いて最速だ。
区切りの本塁打の順位では、3つの区切りの本塁打がいずれも日本人最速をマークしている。
シーズン40発以上は、18年47本、19年43本に次いで3度目となり、3度は秋山幸二、カブレラ、中村剛也と並び球団の最多回数。本塁打を量産して、日本人最速ペースを維持している。
▼…西武のチーム打率は.229で両リーグワースト。球団で.230未満は67年.222、69、70年の.225に次いで4番目の低打率だ。個人でもオグレディが.213で最下位。外崎が.215でブービー。ブービー&最下位打者になったのは、08年(細川、ブラゼル)以来2度目だ。
▼…防御率2.75で、04年以来のリーグ1位。防御率3点未満だったのは、2.98だった95年以来だ。今季は、完封勝ちが20度。完封勝ちがシーズン20度以上は、西鉄時代の63年に21度記録して以来、球団59年ぶり。
▼…源田は17打点で両リーグ規定打席以上48人中最少打点。走者得点圏打率は、72打数14安打の打率.194は、パ21人中最低とチャンスに弱かった。
▼…柘植は38度走られて、17度刺して盗塁阻止率は.447の強肩を披露。一方、新人の古賀は盗塁を14度試みられて、1度も刺せず。
▼…パの最低打率だったのがオグレディ。球団では20年山川(.205)以来だった。129三振はリーグ3位だったが、4月に31三振。今季パで月間30三振以上は1人だけだった。
▼…中村は39歳シーズンで12本塁打。球団で39歳以上で2ケタ本塁打は66年39歳で22本、67年40歳で26本のロイに次いで2人目だ。今季は通算454本塁打まで伸ばし、444本塁打の長嶋茂雄(巨)を抜いて歴代14位。
▼…規定投球回以上は高橋1人だが、2ケタ勝利は、高橋、エンス、与座の3人。2ケタ勝利3人は、18年以来だが、規定投球回未満の2人以上が10勝は、19年ニール、高橋以来球団4度目。
▼…4~5月には30イニング連続無失点をマークした高橋は、走者得点圏での被打率が140打数25安打の.179。両リーグ規定投球回以上19人中、最も低い。
▼…来日1年目のエンスは10勝をマーク。新外国人の2ケタ勝利は02年張志家10勝、19年ニール12勝に次いで球団3人目だ。23試合のうち22試合先発。先制点を許したのは5度しかない。
▼…球団新人最速の2戦目で勝利した隅田だが、今季の勝敗は、〇●-●●-●-●●●-●-●●。初登板勝利のあとは10連敗。新人2人目の10連敗に、パ新人では59年田中喜八郎(西鉄)の9連敗を抜いて新記録。球団初の2ケタ連敗投手にもなってしまった。
▼…最優秀中継ぎ投手は、35ホールドポイントで平良と水上がダブル獲得。同一チームの2人がこのタイトルをとったのは、20年中日(祖父江、福)以来、5度目。パでは10年ソフトバンク(摂津、ファルケンボーグ)以来2度目だ。水上は新人王も獲得。新人王&最優秀中継ぎ投手は09年摂津正(ソ)以来2人目になる。
▼…最優秀中継ぎ投手の平良は、本拠地では、37登板で7セーブ、21ホールド。開幕から24試合連続無失点を続けるなど、防御率0.50の安定感。23歳シーズンで最優秀中継ぎ投手は、昨年堀(日)、今年の湯浅(神)と並び最年少だ。
▼…31セーブの増田は19年30、20年31セーブに次ぎ3度目のシーズン30セーブ以上。球団では02、03年ともに38セーブの豊田清の2度を抜き最多回数だ。6月までは開幕から21試合連続でセーブ機会にすべて成功も7月以降は、14度のセーブ機会に3度失敗。後半に崩れた。(福山 智紀)
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