【ソフトバンク】和田毅、41歳1500万円アップ「一年一年が勝負、できなければやめる」

スポーツ報知

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2022.12.26(月) 06:00

1500万円増の年俸1億6500万円で契約更改したソフトバンク・和田毅

 ソフトバンク・和田毅投手(41)が25日、ペイペイDで契約交渉に臨み、1500万円増の1億6500万円プラス出来高でサインした。先発投手に限れば、40代での昇給は2015年オフの黒田博樹(広島)以来の快挙だ。20年オフには2年契約を結んだが、今回は単年契約。「自分としては一年一年(が勝負)ですし、毎年言ってますけど、できなければやめる。そういう気持ちでやらないといけない」と力を込めた。

 日米通算20年目の今季は17試合で7勝4敗、防御率2・78。6月19日の楽天戦(ペイペイD)では日米通算150勝を、9月30日の同戦(楽天生命)ではNPB通算で150勝を達成した。5月には41歳シーズンにして自己最速を1キロ更新する149キロを計測するなど、松坂世代最後のNPB戦士として、衰え知らずの力を示した。

今季は17試合で7勝 会見後の囲み取材では、若手へ「今回の契約更改を見て思ったのが、もっとスーツの着こなしをかっこよくしてほしいなと。ネクタイの締め方とか、スーツのしわとか…」と苦言を呈した。チーム全体を見渡す大ベテラン。「(メジャー移籍の)千賀の穴は1人で埋めることはできないと思いますし、投手陣全員でカバーしていけたらと思います」と第一線で走り続ける。(中村 晃大)

 ◆記録メモ

 来年の2月で42歳となる和田(ソ)が、年俸契約を1500万円アップの推定1億6500万円で更改した。このオフは来年41歳の青木(ヤ=外野手)が1000万円増の3億4000万円、同じく来年41歳の比嘉(オ=リリーフ投手)も800万円増の3600万円で更改したが、和田のように40歳を過ぎた先発投手で年俸アップは珍しい。

 過去には08年に45歳の工藤公康(横浜)が前年から2000万円増の1億1000万円、13年には48歳となる山本昌(中)が2000万円増の6000万円。最近では16年に41歳の黒田博樹(広)が、2億円増の6億円で更改した例がある。

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