ソフトバンク・和田毅投手が２５日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、１５００万円増となる年俸１億６５００万円の単年契約でサインした（金額は推定）。

　「『今年も頑張ってくれてありがとう』という話はいただきました。自分としては１年１年ですし、できなければやめると。毎年言ってますけど（笑い）。そういう気持ちでやらないといけないと思います」

　今季は６月１９日の楽天戦（ペイペイＤ）で日米通算１５０勝を達成。同時に杉浦忠氏の球団記録を更新する通算１７５７三振にも到達した。９月３０日の同戦（楽天生命）では今季中の目標にしていたＮＰＢ通算１５０勝を達成。まさに“記録ラッシュ”のメモリアルイヤーとなった。

　さらに、５月２９日の広島戦（ペイペイＤ）では４１歳シーズンにして自己最速を更新する１４９キロを計測。“松坂世代”最後の一人となった左腕が、衰え知らずの力を示し、周囲に衝撃を与えた。

　来季は背番号と同じ、日米通算「２１」年目を迎える。「今年の平均投球回が５・００だったので、来年は伸ばしていけるように。どこまで成長できるのか、自分で自分に期待しながら、この年齢になれば怖いものはないので。（メジャー移籍の）千賀の穴は１人で埋めることはできないと思いますし、投手陣全員でカバーしていけたらいいかなと思います」と力を込めた。

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