【ロッテ】佐々木朗希、WBCへ“超速仕上げ”元日にもブルペン、高卒4年目で球団最高8000万円で更改

スポーツ報知

  • ニュース

2022.12.25(日) 06:00

ロッテ・佐々木朗希は8000万円で契約更改

 ロッテ・佐々木朗希投手(21)が24日、ZOZOマリンで契約更改交渉に臨み、5000万円増の8000万円でサイン。球団の高卒4年目では西岡剛の5100万円を抜いて最高額。来季は、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)出場へ向け、元日のブルペン入りも示唆。“超速仕上げ”からシーズン25試合登板、規定投球回達成でのリーグ制覇を目指す。

 4月10日のオリックス戦(ZOZO)での史上最年少完全試合達成など、球界を席巻した21歳は冷静に1年を振り返った。クリスマスカラーの赤のネクタイをつけ臨んだ契約更改。大幅増に「年俸はご想像にお任せしますけど、いい評価をしていただいた。まだまだできる。現状に満足せずもっと高みを目指していければ」。

 来年、3月9日開幕のWBCで侍ジャパン入りが有力視される。「準備はすごく大切。もちろん早めに準備したい。1、2週間程度」と説明。過去にも元日にブルペン入りしたことはあったと言うが、立ち投げ程度だった。来年は「年が替わる頃くらいにしっかり投げられたら」と、世界の舞台へ仕上げていく。同郷の大谷やダルビッシュとも初競演するだけに「現役のメジャーリーガーとプレーする機会は本当に貴重。何か自分のためになるように吸収出来たら」と目を輝かせた。

 もちろんシーズンでも飛躍を狙う。「まずリーグ優勝。今年(約6・5回)より、平均1イニング多く投げて登板数を25試合。規定投球回にいって内容も比例してよくなってくれれば」と、20試合、129回1/3から数字を伸ばす。「令和の怪物」が4年目で更なる進化を見せる。(岸 慎也)

 ◆「令和の怪物」に聞く

 欲しいものは…「オフシーズン」 ―今季印象的な試合は。

 「後半の(9月2日の)オリックス戦。苦しい時期に(9回1失点)完投できたのはうれしかった」

 ―完全試合ではない?

 「そこまで印象とか、あんまり思わないタイプなので。(注目度は上がったが)特に僕は変わらなかった」

 ―160キロ台を何度も計測。想像以上?

 「去年よりも確実にレベルアップできているなと思うのでよかった」

 ―今年は最速164キロ。来季は伸ばしたいか。

 「そこはちょっと分からない。トレーニングはしっかり継続して結果的に出てくれたら」

 ―赤のネクタイはイブだから?

 「関係ないです(笑い)」

 ―大幅増で買いたいものは。

 「今はないですね」

 ―お金で買えないもので欲しいものは。

 「オフシーズン。もう少し、あと2か月くらい」

 ―子どもたちにサンタとしてプレゼントするならどんな言葉を。

 「いっぱい勉強して、いっぱい食べて、いっぱい寝てほしい」

 ◆今季の朗希 3年目の今季は開幕ローテ入りし、4月10日のオリックス戦(ZOZO)で史上16人目となる完全試合を達成。その試合で日本記録となる13者連続奪三振、プロ野球タイ記録の19奪三振も記録した。翌週の17日・日本ハム戦(ZOZO)でも8回完全投球の快投。シーズン途中はコンデイション不良による抹消もあったが、20試合に登板し9勝4敗、防御率2・02をマークした。

関連ニュース

【ロッテ】佐々木朗希 5000万円増の8000万円で契約更改「いい評価をしていただいた」
【ロッテ】千葉市ふるさと納税の返礼品に選手着用ユニホームや直筆サインボールを出品
【ロッテ】中村奨吾が楽天・今江敏晃コーチと千葉県子ども病院を訪問 「笑顔を届けることが出来れば」
【ロッテ】松川虎生がSSKとアドバイザリー契約 来季は「最低でも2割5分以上、5本塁打」
【ロッテ】現役ドラフトで加入の大下誠一郎が入団会見「やっとチャンスが来た」

記事提供:

スポーツ報知