【ロッテ】佐々木朗希、圧巻の1試合平均12奪三振 3球奪三振36個両リーグトップ…記録2022
スポーツ報知
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2022.12.24(土) 06:00
佐々木朗は4月10日オリックス戦に、最年少20歳5か月で、プロ野球16人目の完全試合を達成した。
この試合は、初回からプロ野球新記録の13者連続奪三振。1試合19奪三振のプロ野球タイ記録。毎回奪三振での完全試合達成は初という、“奪三振ショー”でもあった。
今季初登板の3月27日楽天戦の1回から、4月17日の日本ハム戦2回まで、25イニング連続奪三振。歴代5位タイ、日本人投手では20年山本由伸(オ)に並ぶ最長記録をマーク。4試合連続を含め、1試合10奪三振以上7度。遊び球なしの3球奪三振36個は、ともに両リーグで最も多かった。
最終的に規定投球回(チーム試合数)には届かなかったものの、20試合すべて先発。129回1/3で173奪三振。1試合平均(9回換算)の奪三振率は、12.04。
シーズン100イニング以上の投手では、19年千賀滉大(ソ)の11.33を上回り最高。初めて12個台を記録するという球威抜群、圧巻の投球で、野球ファンを沸かせた。
▼…ロッテは2年連続2位から、5位に転落。1点差試合に18勝30敗の勝率.375は、両リーグ最多敗戦、最低勝率。30敗は前身・大毎時代の63年、09年各29敗を抜く球団最多敗戦だった(勝率は3番目の低さ)。
▼…レアードは昨年29本塁打から15本塁打にダウン。ただし、2年連続「投手5冠王」の山本(オ)から2年連続、通算4本目の一発。2年連続は19、20年福田秀(ソ・ロ)、20、21年中村晃(ソ)と3人目。4本は中村晃の3本を抑え最多だ。
▼…高卒4年目の山口がチーム最多の16本塁打。高卒4年目までに2ケタ本塁打は、前身時代含め91年堀幸一([本]〈20〉)以来、球団6人目(10度目)。“チーム本塁打王”は58年葛城隆雄([本]〈20〉)、堀と3人目。
▼…高部は44盗塁。2位周東(ソ)に22個の大差をつけ初の盗塁王。22個以上の大差で獲得はパ13度目(1リーグ2度、セ6度)。ロッテ捕手を除くパ規定以上出場捕手5人に、盗塁企図26度で22度成功させた(盗塁成功率.846)。
▼…美馬は10勝6敗でチーム唯一の2ケタ勝利。10登板目までは●●●●○―○○○―の4勝4敗。11~20登板は●●○○―○―○○○。6勝2敗と巻き返した。
▼…小島は3勝11敗。すべて先発で143回1/3を投げ57失点。この間、味方打線の援護は41点で、1試合平均2.6点。美馬4.7、7勝の石川3.6、8勝のロメロ3.5、9勝の佐々木朗3.1点。他の先発陣に比べ、援護に恵まれなかった。
▼…東條は59登板で、最優秀中継ぎ投手賞の平良、水上(西)にあと1つの34ホールドポイント。2日以内の休養での登板が、平良44度、水上43度を上回る45度あった。(佐藤 智寿)
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