ソフトバンク・牧原大成内野手が２３日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、３５００万円増の年俸８０００万円プラス出来高払いでサインした（金額は推定）。

　１２年目の今季は自己最多の１２０試合に出場し、自身初のシーズン規定打席まで「２」足りなかったものの、打率３割１厘を記録。守備位置も二塁、三塁、遊撃、中堅を守り、内外野で好守を連発した。藤本監督からは「ジョーカー」と命名され、ユーティリティープレーヤーとしての能力を最大限に発揮した。

　それでも、目標の１つであるゴールデン・グラブ（ＧＧ）賞には届かなかった。今季から米大リーグではユーティリティー部門が創設されたこともあり、「ユーティリティー部門でもＧＧ賞をつくっていただけたらうれしいなと思います。そういったところができることによって、今ユーティリティープレーヤーがすごい増えてきているので、選手たちのモチベーションにもなりますし、１か所だけじゃなくても、ポジションが多くてもＧＧ賞が取れるんだなというのが、モチベーションにもなりますし。それを作っていただけたら、もっともっと頑張れます。他のユーティリティープレーヤーも『こいつには負けたくない』という気持ちも強くなりますし、球界全体として新しい取組みをすることによって、新しい目標ができると思います」と訴えた。

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