【ロッテ】吉井理人監督 前巨人の新加入メルセデスに「1試合あたり打者20人」の珍ノルマ

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2022.12.23(金) 05:50

先発として期待のかかるメルセデス

 ロッテの吉井理人監督(57)が22日、巨人から移籍したC・C・メルセデス投手(28)に「1試合あたり打者20人」のユニークなノルマを設定した。

 序盤は快調にアウトを重ねても、突然ガス欠を起こしてG党をガッカリさせてきた左腕に、クオリティ・スタート(QS=6回以上で自責点3以下)でも100球でもない、新たな目標が示された。

 「打者20人」は、先発ならクリーンアップに第3打席が回る手前。疲労や配球への慣れでリスクが高まってくる局面で、そこまでの結果にかかわらず継投に入る。吉井監督は「20人、本当にやっつけられたら、ゲームはほとんど決まる」と期待する一方で、勝利投手の権利などにはこだわらない方針。今季、20試合に先発してQSは半分以下の8試合だが、イニングや球数ではなく対戦打者数を決めることで、スタミナ配分や配球面にも変化が生じる可能性はある。

 新たなノルマは、すでに本人に通知済み。「とにかく20人、しっかり投げられるようにしてほしい」と指揮官。流行のショートスターターと従来の先発投手の中間ともいえる新たな起用法で、メルセデスのエンジンが新車並みの高性能を取り戻せるか。(星野 和明)

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