【楽天】島内宏明、4年契約3年目なのに来オフ「FAさせて」“後出しじゃんけん”に球団は即却下

スポーツ報知

  • ニュース

2022.12.15(木) 05:45

島内は来季の目標に「現状維持」を掲げた(代表撮影)

 楽天・島内宏明外野手(32)が14日、仙台市内の球団事務所で契約交渉に臨み、現状維持の1億2000万円プラス出来高払いで更改。4年契約3年目の来季終了後に「できるならFAさせてほしい」と球団側に異例の要望を出したことを明かした。

 昨季は打点王に輝き、今季も最多安打のタイトルを獲得するなど4番として奮闘した。契約上、大幅な年俸増はなかったため「モチベーションのところ(維持)がでかいですね」と本音も漏らしながら「金額とかだけではなく、違うユニホームを着てプレーしたいという気持ちが少なからず自分の中で出てきた」と他球団でプレーしたい思いも理由の一つとした。

 周囲から批判を受けるのは覚悟の上で「年俸を大幅に下げてもいいので」と契約期間の1年短縮を懇願するも、当然了承は得られなかった。

 20年オフの契約更改では国内FA権を行使せず残留。球団としては成績低下や故障のリスクを踏まえた上で1億円から2000万円増額し4年契約を提示した。双方が合意した形だっただけに、この日の会見で出た島内の訴えは“後出しじゃんけん”と見られても仕方がないだろう。

 一方球団も直近2年間の働きは高く評価しており、出来高内容の見直しを行ったことで来季の活躍次第では“ボーナス”分の増額は見込める形となった。「誠心誠意話し合っていく」と球団幹部。杜(もり)の都で起きた“島内の乱”はどういう形で決着するのか。

 ◆島内の過去の珍発言

 ▼「ワールドカップまで飛んでいけ! 1、2の3打法」 サッカー・ロシアW杯前の18年6月に適時打を放ち、星稜高で3学年先輩の本田にエール。

 ▼「今年はいっぱい活躍して、オフにはSASUKEに出演できるように頑張りたい」 20年2月に迎えた30歳の誕生日で知名度を大幅に上げ、TBS系人気スポーツバラエティー番組「SASUKE」に出演するとの珍公約を掲げる。

 ▼「4番はなるべく打ちたくないと監督に言ってるんですけど…」 21年5月3日に4番で決勝打を放つも、4番起用には不満顔。

 ▼「スニーカーがもらえるのでうれしい」 21年、初の打点王が確定しての第一声。石井監督におねだりしていたナイキとディオールがコラボした「AIR DIOR」(推定100万円以上)をゲット。

 ▼「家でも買ってほしいなと思います。打撃3冠のどれかを取れたら、マンションの頭金を払ってもらいたいです」 22年1月に新年の誓いで石井監督におねだり。

関連ニュース

【楽天】島内宏明、球団に異例の要望 4年契約3年目の来季終了後に「FAさせてほしい」
【楽天】太田光が一般女性と結婚「一緒に成長していけると確信」
【楽天】栗原健太プロスカウトが退団
【現役ドラフト】楽天・オコエ瑠偉は巨人へ 石井一久GM兼監督「彼の能力を開花させられる可能性もある」
【現役ドラフト】楽天・オコエ瑠偉が巨人入り「心機一転頑張ります」

記事提供:

スポーツ報知