【西武】森友哉の人的補償にオリックス・張奕…育成出身投手転向で支配下、異色の中継ぎ投手
スポーツ報知
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2022.12.15(木) 04:00
西武が国内FA権を行使してオリックスへ移籍した森友哉捕手(27)の人的補償として、張奕(ちょう・やく)投手(28)を獲得することが14日、分かった。
張は外野手として16年の育成ドラフト1位でオリックスに入団したが、遠投120メートル超の強肩など身体能力の高さを買われて18年途中から投手に転向。19年途中に支配下登録され、1軍初登板を果たした異色の経歴を持つ。150キロ超の速球と落差の大きいフォークボールを武器にしており、今季は15試合すべてに中継ぎで登板し、0勝0敗、防御率2・38を記録した。
西武は最優秀中継ぎ投手を受賞した平良が来季から先発に転向することが決まった上に、セットアッパーとして計算していた1年目の外国人右腕・スミスが退団。手薄になっていた中継ぎ陣の強化が補強ポイントの一つになっていた。そこで、オリックスから提出されたリストをチェックし、張に白羽の矢を立てた。最優秀中継ぎ賞を獲得した水上、今季から中継ぎに定着した本田らに張が加われば、平良が抜けたブルペンの穴を埋めることが可能になる。
◆張 奕(ちょう・やく)1994年2月26日、台湾生まれ。28歳。高校は福岡第一へ野球留学し、日本経大へ進学。外野手として2016年の育成ドラフト1位でオリックスに入団。18年シーズン途中に投手へ転向すると19年に支配下登録され、プロ初登板を果たした。同年のプレミア12に台湾代表として出場。巨人などでプレーした陽岱鋼はいとこにあたる。プロ通算は44登板で4勝9敗3ホールド、防御率5・15。182センチ、86キロ。右投右打。今季年俸は900万円。
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