日本ハムの加藤貴之投手（３０）、松本剛外野手（２９）、上沢直之投手（２８）が４日、札幌市内で行われたシーズンシートオーナーズパーティーに参加した。

　終始笑顔でトークを繰り広げた３人。初の首位打者、ベストナインに輝いた松本剛は「苦しい時期のほうが正直長かった。コツコツやってきたことがやっと報われたのかな」と白い歯をこぼし、集まったファンから大きな拍手を浴びた。

　１日に来季終了後のポスティング移籍によるメジャー挑戦を表明した上沢は、友人たちから多くの応援のメッセージが届いたという。公言については「言うことによって自分に逃げ道を作らないというか、自分にプレッシャーを与える意味でも」と説明。さらに「行きたい気持ちがあることを発言したほうが向こう（メジャー）の人も見てくれると思った」と明かした。

　「エスコンフィールド北海道」に舞台を移す来季。既に開幕投手に内定済みの加藤は今季、シーズン最少与四死球の記録を樹立した。一方、最近は上沢ら同僚にイジられる度に「お前記録持ってないっしょ？」と“マウント”を取っていることを暴露され、ファンたちは爆笑。それでも左腕は「まあ自慢じゃないですけど日本記録保持者なので」とシュールに話し、会場は更に笑いの渦に包まれていた。（堀内　啓太）

　〇…松本剛と上沢は４日、札幌医科大学付属病院を訪問し、入院する病児たちと質問コーナーやサインボール贈呈などを通じて交流した。松本剛は「病気に苦しむ子どもたちと親御さんを励ましたいという思いで参加しました。目いっぱい遊ぶことや好きなことができない子どもたちに、来年も活躍する姿を見せたい」。２児の父でもある上沢は「病気に負けず元気に過ごす子どもたちを見て、とても勇気をもらいました。来年みんなにいい報告ができるように頑張りたい」と思いを口にした。

関連ニュース

・【日本ハム】杉谷拳士氏「僕の人生の中でも結構、流行語大賞」札幌ドームの思い出は「スギノール」
・【日本ハム】松本剛と上沢直之が入院する病児たちを慰問　上沢「来年みんなにいい報告ができるように」
・【日本ハム】首位打者・松本剛、４倍増８６００万円…背番「７」で来季「３割・３０盗塁」目標
・【日本ハム】野村佑希 ３３００万円でサイン、来季目標は「開幕４番奪取」「離脱０」
・【日本ハム】松本剛が４倍増の８６００万円でサイン「最高の評価していただいた」