【楽天】楽天生命パーク宮城が4日間限定でゴルフ場に変身!1日10組限定即完売

スポーツ報知

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2022.12.3(土) 05:00

左翼スタンドの6番からショットを放つ辛島航

 日本で初めて球場がゴルフ場になった。楽天は3日から6日まで、本拠地の楽天生命パーク宮城をゴルフ場に“改造”して一般に開放する。2日はメディア先行体験会が行われ、辛島航投手(32)と小深田大翔内野手(27)もプレーした。1日10組限定のチケットは抽選で即完売する人気ぶり。

 2か月前まで熱戦が繰り広げられていた球場が、ゴルフ場に変身した。外野に4か所のグリーンを配置し、フィールドやスタンドにティーグラウンドを設置。安全性を考慮してパッティングはできないため、ピン付近の円に入ればバーディー。グリーンならパー、フィールド内はボギー、それ以外はダブルボギーという計算だ。1ホール2回ずつ打って良いスコアを採用し、45~120ヤードの9ホールを約1時間でラウンド。クラブとボールはダンロップ製のモデルが用意されている。

 この日はゴルフ歴14年でベストスコア77の辛島と、同5年で82の小深田が体験。1番と6番の2ホールで対決し、ともにパーを奪った小深田が勝利した。辛島は「普段はこっち(打席)からの景色を見ることがないので気持ち良かった。貴重な体験でしたね」と笑顔を見せ、小深田も「野球する場所でゴルフをやるのは新鮮な感じ。球場の中に入って楽しんでもらえるのは魅力的」と続いた。

 米大リーグのパドレスやカージナルスがオフに球場をゴルフ場にしていたことを知り、数年前から企画を立案。球団のBtoB営業本部・営業第2部長の松原健太郎氏は「球場が天然芝のため、養生期間などのスケジュール調整が必要でした。普段のゴルフにはない爽快感が味わえると思います」とアピールした。

 価格はフリードリンク込みで1組(4人まで)1万5000円。驚きの企画が評判を呼び、定員40組(10組×4日間)に200組超が応募し抽選となった。球団関係者は「北海道から愛知の方まで申し込みがありました。今回うまくいけば毎年やりたいと思います」と話した。これぞ、非日常だ。(岩崎 敦)

◆記者も打ってみた

 普段は100前後をウロウロするアベレージゴルファーの私も、体験プレーに参加させてもらった。まずは楽天の2選手が打った6番。ティーグラウンドはレフトスタンド最上段から3列目で、グリーンは前進守備の左翼あたり。約20メートルの打ち下ろしを加味すると、ピンまで72ヤードだという。56度ウエッジで軽めに放った1打目はグリーンを捉えた!が…すぐにこぼれた。

 辛島が「仙台で一番難しいグリーン。マスターズ並みに速い」と苦笑いしていた通り、グリーンは芝の上に敷かれた養生シートのため直接載せると止まらない。2打目は手前から攻めたが、今度は本物の芝に食われて届かない。恐るべし。

 1番はホームベースの約1メートル後方から打つ。野球では絶対にバックスクリーンまで届かないが、トップしたボールが中堅フェンス近くへ。失敗したのに楽しい。ゴルフ場は左右に木や池があるが、球場はさえぎるものがない。合計10球で1度もパーは取れなかったけど、想像以上の面白さでした。

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