12年楽天ドラフト1位左腕・森雄大投手が回転ずし店で再出発…ガンバる東北人

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2022.12.1(木) 08:14

人気回転すし店「廻鮮寿司 塩釜港」の運営会社で働く元楽天の森

 今季限りで楽天を戦力外になった森雄大投手(28)が、11月から人気回転ずし店「廻鮮寿司 塩釜港」の運営会社に就職した。全く未経験の異業種で“再出発”した12年のドラフト1位左腕に、思いを聞いた。

(取材・構成=高橋 宏磁)

 11月から、人気回転ずし店「廻鮮寿司 塩釜港」の運営会社に就職し、仙台駅前店で働く森。現在は同店で、注文を取るなどいわゆる“店員”としての業務もこなす。

 「お会計をしたり、ホールの業務もこなしています。過去にアルバイトをしたことがないので、やったことがないことばかり。野球とは全く違う疲れ方をしますね」

 働くきっかけは、楽天の立花陽三前社長(51)に「引退のあいさつを」と、電話したことだった。

 「立花社長には、ドラフトの時からお世話になりましたから。『これからどうするんだ』という話をさせていただいて。『経営の勉強がしたいです』と答えたら『俺のところで働いてみるか』と誘っていただいた」

 他の企業からもオファーがあったが、尊敬していた立花社長の下で働くことを決意した。

 「立花さんが楽天の社長時代にしていたことは知っていましたから。立花さんの下でビジネスの勉強をさせてもらおうと。今はお店の経営がどうなっているのか、お金の動きがどうなっているのか。店員の業務をしながら、学んでいるところです。すごくやりがいもありますし、楽しいです。分からないことも多いですが、皆さんが優しく教えてくださるので」

 楽天ファンにも励まされているという。

 「お店にいると、お客様から『森くん頑張ってね』などと声をかけていただける。声をかけてくださる方が多いので、本当にありがたいです。すごくうれしいですね」

 立花社長は12月6日から、塩釜市内に「廻鮮寿司 塩釜港 極 鎌田 マリンゲート店」をオープンする。森は仙台駅前店に加え、新店舗でも業務をこなす予定。夢は、自分のお店を持つことだ。

 「『廻鮮寿司 塩釜港』の良さを多くの人に知ってもらいたい。今は勉強の毎日ですが、目標は自分の店を持つことです」

 ◆森 雄大(もり・ゆうだい)1994年8月19日、福岡県生まれ。28歳。内浜中では3年秋に福岡県選抜で全国4強。東福岡では1年からベンチ入りも甲子園出場はなし。12年ドラフト1位で楽天に入団。最速149キロの直球を武器に活躍を期待されたが、血行障害など様々なけがに悩まされた。プロ通算28試合に登板し3勝6敗。左投左打。独身。

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